オールザッツ漫才 20周年記念 永久保存大全集!! DVD-BOX
東京なので番組を見た事がなく、存在を知ったのもこの2,3年のことです。
その前提で「いくらBOXでも、年末深夜長時間のテンションの高さや噂に聞くコーナーの空気感の面白さは再現できないだろう。でもどうしても見てみたい」と考え予約しました。
で、結果、まさにその通りの内容だったと思います。
どうしても見たかったという興味を満足させられたので、購入してよかったと思います。価格分の価値はあると思います。が、おそらくこれは上澄みだろうという感も強いです。
その意味で、視聴できなかった地域の人間としては、年ごとのコンテンツ有料配信などで全体像を見せてくれたほうがありがたかった気がします。ビジネスとしてもそのほうが良かったのではと推測するのは大きなお世話でしょうか?
jupiter
このアルバムでは淡々とした日常や等身大の感情や
日々で感じる孤独感にも光を当てている点で、
とても人間的な藤くんの「自分」の姿が浮き彫りになっています。
収録されている10曲の内容は次の通り。
1「stage of the ground」
人間だから不可能もあって、小さな存在ではあるけれど、それでも宇宙の中心は
「自分」だと唄う、壮大でエネルギーあふれる曲。元気になれる。
2「天体観測」
今この瞬間を生きている「自分」を唄った曲。
発表後、数年してドラマの主題歌にもなった。
メジャーデビュー後、最初のヒット曲になったために、メンバーが周囲の
雑音に戸惑ったせいで一時は「恐い」とまで言っていた曲。
現在では他の曲と変わりなく、大切な曲として受け入れているそう。
3「title of mine」
藤くんが、自身が抱える孤独感を、ストレートに唄った曲。
そのストレート過ぎる内容に当初メンバーも戸惑ったものの、
一人のメンバーの「これ、良いよ」の一言で世に出た。
(さあ、このメンバーは一体誰でしょう?)
等身大の、リアルな感情ゆえに、胸を指す一曲。
4「キャッチボール」
増川くんとの合作という珍しい曲。のんびりーとした二人の雰囲気が
曲全体に良く出てる。互いの感情や思いのやり取り、
そして距離感が変化していく様を、キャッチボールで例えた。
5「ハルジオン」
「自分」の中に存在する「矛盾」を、ハルジオンという花で例えた。
枯れても、枯れない、という言葉で矛盾を表現している、難解な曲。
とにかくギター部分が、「カッコいい!!」ロック。
6「ベンチとコーヒー」
藤くんの日常を、そのまま描写したような曲。
「自分」に無い、他人の一面を見ては、うなだれたり、
苦笑したりする様が淡々と語られ、そんな「自分」でも
傍にいてくれる人がいる事に心温かくなる様が描かれる。
そんな風に他人によって「自分」を感じたり、見つめる曲。
7「メロディーフラッグ」
音楽を目印にして、「自分」はここに居るよ、と旗を掲げる曲。
メンバーの知人が入院した際、その知人に曲が届いて欲しい、という
想いを込めて作られた曲。壮大な雰囲気でありながら、切ない曲。
バンプが自分のためでなく、人のために書いた珍しい曲でもある。
ちなみに、その知人の方は無事回復したそうです。
8「ベル」
藤くんの日常を切り取った曲。
疲れきって孤独な瞬間、ふと誰かの優しい言葉に
震えながらも、「自分」の事なんか・・・と
強がる心情を、切なく唄っている。
9「ダイヤモンド」
歌詞には一切出てこない「ダイヤモンド」は、
削られる事で輝きを放つ宝石と傷だらけの「自分」を重ね、
傷があるから輝くんだ、と訴える事で強い自己肯定感を与える。
これがメジャーデビュー後、初のシングル曲。
「カウントダウンTV」でのオープニング曲として採用された。
10ダンデライオン
バンプらしい、寓話的な曲。結局は、ひとりよがりでしか無かった
「自分」をライオンに投影した哀しく切ない歌詞。
なのに曲調が明るいのでギャップがあって面白い。
余韻も無く、ジャン!!と終わるので最初はビックリした。
・・・という10曲に合わせて、お約束の隠しトラック付き。
毎度思いますが、隠しは本当に、これが「ハルジオン」を
唄っている人と同一人物か?と、爆笑します。
今も昔も変わらず、「自分」というものに、こだわり続けている
バンプ。21歳前後の彼らが製作した、このアルバムは
等身大の日常を織り交ぜ、背伸びしていない印象なので、
個人的に、とても好きな一枚です。
あと、曲に対する解説は、あくまで私見ですので、正解ではありません。
聴いた方が、それぞれの日常で、感じるままに聴くのがベストだと思われます。
是非是非。
Personal Effects
期待どおりの本でした。
100個ある中で自分と同じ、もしくは共鳴するところが1個はある。
そしてそれ以外の全てがこれまで触れてきたことのないもの。
マガジンハウスからはソニア・パークさんの同じ感じの書籍がでていて、
それもすごく好きだったので、楽しみにしていました。
物を買うということについて改めて楽しみを与えてくれるスペシャルな1冊です
定家明月記私抄 (ちくま学芸文庫)
紀州路、熊野街道では王子社の多くに明月記からの抜粋資料が掲示されています。 これを読みつつ足を進めるうちに、後鳥羽院の随員のひとりになったような気分になってきます。 藤原定家は、後年、正二位、権中納言まで出世し、後世には小倉百人一首を残し、現在もなお歌道の名家として残る冷泉家の祖としても名を残しました。
しかし、その定家も後鳥羽院の熊野詣に随行したときには四十歳、ようやく前年に昇殿を許されたばかりです。自分の子どものような少将どもと混じり、情けなさに身の不運を嘆いたり、、院のわがままに振り回され、咳病など持病をおしての宮仕えの苦労もあるなど、800年前の官僚の日記が身近なものに思えてきます。文明は進んでも人間のやっていることというのは、たいして変わらないものだということをあらためて感じさせます。
国家の品格 (新潮新書)
前々からこの本を読んでみたいと思っていたけれど、ずるずる読まずに今まできていました。
そんな中、海外に長期滞在することになり、暇な時間が作れたため最近発売された「日本人の誇り」とともに読ませていただきました。
この本の感想を一言で言うと「ちょっと大げさ…」
ただ、読めなければよかったとは全く思いません。
愛国心という言葉は否定的にとらえられているし、また自虐史観などを推進する日○組をはじめとした左の方々の手垢がべったりとついているため使うのが嫌だったので、筆者藤原正彦氏のいう自国の伝統、文化、情緒等を愛するという「祖国愛」を追求すべきという考えには激しく同意いたしました。