多言語で聞く 『般若心経』 World in One Heart ~ Voice from Heart Sutra(サンスクリット、チベット、中国、スペイン、英語ほか)
般若心経がこれほど多様な言語で録音されているのは初めてです。
サンスクリット語には興味あったのですが、はじめて聞きました。
スペイン語のものは讃美歌みたいです。
またイミー・ウーイさんの英語のナレーションとバックグラウンドの音楽は
とてもマッチしています。ヒーリング音楽としてもいいですね。
ザ・カップ~夢のアンテナ~ [DVD]
神秘の国ブータンの映画。豊かな自然、美しいヒマラヤ山脈。ああ、ブータンってこんなに美しくて生命力に満ち溢れているのだなぁ……と、ほれぼれするような映像美。
そんな中、やはり向こうにも悪ガキと言うのはいるようで。やんちゃ坊主のウゲンは修行中にもふざけていたり、遊んでいたりと……まあ、どこにでもいるよーなクソガキなわけですが(笑)
そんな彼はサッカーフリーク。友人にサッカーを得意げに説明します。
『……この男がロナウド。坊主頭だが、坊さんじゃあない』
たどたどしくオフサイドやスローインを教えているところもほのぼのー。サッカー好きの少年を中心に、のどかな情景を描いた作品です。じんわり来ます。
ブータンに魅せられて (岩波新書)
ブータンが幸福大国、というのを耳にし、どうして国民が幸せでいられるのか知りたくて手に取った1冊。でも実は、2006年の調査では世界で一番幸せを感じているという国はデンマークで、ブータンは8位だった(日本は世界の中で半分くらいの位置)。まあそれはともかく、なんといっても、ワンチェック国王が「国民総幸福」理念を打ち出していたのだから凄い。まずはどういう国なのか?みんな幸せならば、その秘密は?というところが気になった。
チベット文化圏のブータンは1970年代以前までは、外国人がほとんど訪れていなかったそうだ。日本との国交は1986年に樹立する。しかし普通ビザに加えて特別指定地域立ち入りの特別許可がいるなど、そんなに気軽に入国できるという印象ではない。インドの影響が強くあるのはインドが最大の援助国ということもあり「Big Brother」とみなしているらしい(これでは『1984』?)。また純粋にブータン人だけという国でもなく、1980年代末期からネパール人移民問題が顕在化しているようだ。
著者がブータンに入国したのは、ブータンの国立図書館関係の仕事のためのようなので、待遇がVIP級だ。なので、普通の人々の生活に密着したレポートとはいかないようだが、それでも彼らの生活について解説されていることがいくつかある。チベット仏教の教えが浸透していること、切手の収集家の間では有名な国であること、国立図書館の職員に採用される人はこれといって能力のない人ばかり、そしてその理由、一般に仕事は半日である理由、ブータンの民話、女性が実権を掌握していること、異文化に対して寛容であること、信仰が自由であること、最大のお祭り、民族衣装、国会の様子など。
そして結局、なぜ皆、幸せを感じるのかということは、人口の少なさもあっての、「巨大な家族、親族」といういわば「村落共同体」というつながりから「安らぎを見出している」ようだ。北欧も割合、小国といった感じだし、似たようなところがあるのかもしれない。
ヒマラヤの秘境・ブータン王国~日本人の源 [VHS]
通常であれば2日程度のトレッキング行程を「5日」としたり、単なる誤りなのか承知の上でなのかは不明であるが、解説に疑問点(事実とは異なる)が多々ある。
しかし、ブータンのいろいろな面を欲張って紹介している映像そのものは多彩である。
特に、日本のTVでは紹介されていなかった南の少数グループ、ドヤッパの映像は、ブータンに関心のあるむきには必見モノ。
映像は「星5つ」、解説は「星1つから2つ」、総合点で「星3つ」
Lonely Planet Bhutan
私はブータンという国に惹かれて訪問した事があるが、その当時残念ながらガイドブックにはあまり良い物がなかった。今では日本語のガイドブックも発行されつつあるが、日本人の目から見たガイドブックも悪くはないが、欧米人愛用のロンリープラネットは彼らの目で見たガイドブックだ。適切な記述に好感が持てる。必要な情報がコンパクトにまとめられている。文章もそんなに難しくはなく特段英和辞典は必要ないと思います。ブータンに旅する人もしない人もブータンに興味のある人はご一読をお勧めします。