なぜなら やさしいまちが あったから
LEEの連載では日常的なパリでの生活が描かれていてとても親近感を得ましたで本の出版を楽しみにしていました。
でも書き下ろしの第1章が少し余計な部分でした。
暗く孤独な家庭的な事情、プライベートのない日本での生活に嫌気がさして誰も自分を知らないパリで生活したかったというところ・・・
第1章は、過去と現在が入り混じっていて思い思いに書いたという印象で、すこし重い感じ。。。でも一番伝えたい部分だったのかもしれない。
比喩表現が不自然で無理に作ったまどろっこしい文章だったりしますが、後半のLEE連載抜粋部分は自然に読めます。
Recollection~中森明菜スーパー・ベスト~
結構最近買いました。もっとBOXのも出てるのですがそっちは高すぎて。これは2枚組みで旬な時代の曲すべてが入ってます。音もリマスターされてます。これは中森明菜を知るべきでも買いだと思います。
クライマックス~ドラマティック・ソングス~
収録されてる曲は全てドラマのタイアップ曲です。中でもフジの月9の曲が
6,7曲入ってます。R35世代に向けたCDが出てますがこのCDはそれより
ちょっと下の世代(団塊Jr)の人とドラマ好きの方が対象のアルバムでしょうか。
自分はR30世代なのでこちらのアルバムをチョイスしました。
東京ラブストーリー、素顔のままで、君のために出来ること、二十歳の約束、
ひとつ屋根の下、あすなろ白書etc あの頃の月9は凄かったなぁ…。学校で
いつも話題に挙がってました。
ロマンティック・クリスマス
ぜったい欠かせない定番曲から、
「その曲があったかー!」っていう歌までめいっぱいはいってます。
プリプリの「DING DONG」とか、シングル以外の曲がはいってるのもうれしい。
なんとなく1枚目の女性バージョンはお昼のパーティに、
2枚目の男性バージョンは夜のパーティに似合いそう。
ホログラムがキラキラと光るはプレゼントにもピッタリで、
とりあえず誕生日がクリスマスに近い友達に送って、
みんなでクリスマスソング縛りのカラオケに行きたいと思います!
初めて聴いたけど「最後のHoly Night」ってオシャレだし泣ける曲だなー。
サヨナライツカ [DVD]
皆さんの評価を読んで、まずはレンタルで見ました。原作を読んだのが随分前で記憶が薄れつつあるせいか、純粋に映画として見ることができ、予想よりもよかったと思いました。
ストーリーは、同じく辻さん作品のフィレンツェを舞台にした「冷静と情熱のあいだ」の大人版inバンコクと言ってよさそうです。オリエンタルバンコクのオーサーズスイートの、サマセットモームの部屋の中が見れます。異国情緒と王道のラブストーリーの組み合わせで、現実逃避にはもってこいです。
「冷静」は若者の美しい10年愛でしたがこちらはなんと25年愛! 時間と距離だけでなく、結婚や大人の分別も超えて人を突き動かしてしまう、強い想いの物語です。
いくつになっても少女性の残る中山さん、老けメイクでも少年顔の西島さんのキャストも賛否両論あるようですが、単なる中年の不倫物語にならなかったのは主演の二人の清潔感によるところが大きいのではないでしょうか。私はナイスキャスティングと思いました。
映画版には原作にないストーリーが含まれています。石田さん演じる光子がなんと婚約中に沓子と直接会っていて、結婚後も夫の心に沓子がいるかもしれないのを知っていて25年間結婚生活を送ってきた演出になっています。
死ぬときに愛したことと愛されたことのどちらを思い出すか?がこの映画のテーマですが、「わたしは愛したことを思い出す」と言う光子の言葉をより深く感じる演出だったと思います。
ついに沓子のもとへ行ってしまう豊に、引き留めるのではなく25年前に沓子と並んで撮った写真をこっそり渡す光子。バンコクへ向かう飛行機の中で色褪せたその写真を見つける豊。タイトルの「サヨナライツカ」は、いつか沓子のもとへ去っていくかもしれない未来の豊への、本当は行かないでと願う光子からの別れの言葉と解釈しました。
豊と沓子の関係ももちろん素晴らしいですが、沓子と光子のどちらの生き方が真に幸福なのか、光子の視点で見るとまた別の味わいがある作品だと思います。