原作が非常に評判がいいと聞いていますので、原作ファンの方が、声とそのキャラクターがあっているかどうか？と思われるのは、普通だと思います。
なので、そういうところは評価対象ではなく、このドラマＣＤから、はじめて「死と彼女とぼく」の世界を知ったワタシのような人には、十分、単品で楽しめるすばらしいシナリオと、そのキャラクターを生かしているキャスティングだと思います。
原作がホラーに分類されているとも聞いていますが、ドラマＣＤ自体は、ホラーが苦手という方でも、問題ないと思われます。
逆に、本作品で「死」というものがどういうものか、哲学チックに考えるきっかけになってもいいかな？と思います。死んでしまった人の悲哀や想いや、それを見守る優作とゆかりちゃんからたくさんのことを教えてもらえるような・・そういう良い作品だと思います。

３ディスク比較しての評価になります。

多分シナリオ的に一番好きなシリーズだったかもしれません！
OPの雰囲気か発売前の宣伝から、他の２ディスクより重い話になるのかなと思ってましたが、
FDらしい甘さや、本編のほのぼの具合がいい感じだったと思います＾＾

また、今回のディスクで集結している攻略キャラが何気に濃いメンバーが揃っているので
本編とのギャップが一番多きかったかもしれません。

個々的にいえば

悠斗√：ほのぼのギャグ、甘め。庶民デートは悠斗ファンには美味しいシナリオ。
ルーシー：ドロ甘+切甘。攻め攻めなドSルー様は軽くR15かと。
ハマー：ギャグ甘。デビルハマーもちょくちょく出るので、イジワルなハマーも見れます。

ルーシーの章はなかなかドラマチックになっておりますが、悠斗とハマーに関してはギャグ多めになってたかと思います。本編では見られない純粋な悠斗様や、彼氏らしくしようと奮闘するハマー、付き合ったらエロ度の上がったルーシーなどなど、本当個人的には一番美味しい仕上がりでした！

本編やった方々は是非BVもプレイして頂きたいものです。

わりとグロい描写もあるものの、基本的に後味がいいです。絵は拙いとも言えるのですが、逆にそれが物語全体の雰囲気に一番しっくりきているのだと思います。「優しさ」というとても単純なものを色々に深く考えられる作品です。