おまえじゃなきゃだめなんだ (文春文庫)
すぐれた文章には出来事や情景が目に浮かぶよう描写されている、
角田作品は、まさにそうで物語を進める手法は見事である。
表題作はじめ「すれ違う人」「消えない光」は予想できない展開で、じ
んわりと心に残る作品である。
角田作品は、まさにそうで物語を進める手法は見事である。
表題作はじめ「すれ違う人」「消えない光」は予想できない展開で、じ
んわりと心に残る作品である。
紙の月 [DVD]
横領してまでお金を手に入れ男に貢ぐ女や、過剰な節約によって家族を崩壊させていく女、不安があると買い物で気を紛らわそうとする買い物依存症の女。この話は五話で構成されていますが、ものすごく中身が濃いです
対岸の彼女 [DVD]
風景をとても綺麗に映し出していて、作品の質ととてもマッチしていました。
また、ストーリーも繊細であり、リアリティも深く感じ取ることができました。
魚子を演じた女優さん(たべみかこさん?)の演技は魅力に満ちあふれていて
とてもGOODでした。
また、ストーリーも繊細であり、リアリティも深く感じ取ることができました。
魚子を演じた女優さん(たべみかこさん?)の演技は魅力に満ちあふれていて
とてもGOODでした。
空中庭園 特別初回限定版 [DVD]
空中庭園というと世界七不思議バビロンの空中庭園を思い浮かべるが、内容からは空中楼閣と言い換えてもいいような気がする(一般的には空中庭園とはERIKO GARDENのことを指すと思いますが、ちなみに「バビロン」も劇中に登場します)。
シュールな笑いを織り交ぜて現代の典型的な家族(?)が描かれる。アメリカンビューティと似ている気がするが、主に小泉をはじめとした女性側からの視点で描かれる。最初小泉のモナリザの微笑みにも似た(?)いつも笑顔の幸せそうなお母さんに得体の知れない怖さを感じるが、見終わった後はその渾身の演技に圧倒される。大楠のガンで死を意識した人間の迫力ある演技も印象に残る。その大楠が特典映像で言っていた板尾のゆるい感じのお父さんもいい味出していた(笑and決めゼリフ)。その相手として永作の演技もはじけていていい感じだった(「恥を知るから人間なのよ」)。
表面的には幸せそうな家族も、人間的なドロドロした部分を内在している。この映画はそういう部分を強調して描き、現代の夫婦や親子の断絶を痛感する。それでも愛で家族は結ばれているのだと感じさせてくれるのがこの映画のいいところ。
シュールな笑いを織り交ぜて現代の典型的な家族(?)が描かれる。アメリカンビューティと似ている気がするが、主に小泉をはじめとした女性側からの視点で描かれる。最初小泉のモナリザの微笑みにも似た(?)いつも笑顔の幸せそうなお母さんに得体の知れない怖さを感じるが、見終わった後はその渾身の演技に圧倒される。大楠のガンで死を意識した人間の迫力ある演技も印象に残る。その大楠が特典映像で言っていた板尾のゆるい感じのお父さんもいい味出していた(笑and決めゼリフ)。その相手として永作の演技もはじけていていい感じだった(「恥を知るから人間なのよ」)。
表面的には幸せそうな家族も、人間的なドロドロした部分を内在している。この映画はそういう部分を強調して描き、現代の夫婦や親子の断絶を痛感する。それでも愛で家族は結ばれているのだと感じさせてくれるのがこの映画のいいところ。