『眠り姫の気高き瞳に』のヒーロー・ルークの娘エマがヒロイン。
今回のヒーローのニコラスは『眠り姫…』ヒロインをさらった、残酷な面のある美貌の
ロシア公爵。
背の高さに劣等感をいだき、動物愛護や菜食主義で独特なエマが、貧しい貴族のアダムとの結婚を周囲に反対され、ニコラスの結婚に飛び込むが…。
物語は結婚前・結婚後・前世・その後に大きく4つに分かれる。
ニコラスの残酷で愛を知らない面は、殺された弟に対する父親の所業とかによると思っていたが、思ったより前世の比重が大きく、ヒストリカルからずれすぎてるような気がして、ちょっと不満。
前世を思いだしていきなり改心じゃあまりにもご都合主義で安易?
そうは云っても強引にでもエマを求めるニコラスのホットな場面も、そんな自分を恐れる気弱な場面も、充分楽しめました。
ただ、クレイパス作品にしては評価低めで、★4.2