東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~
“いつか本当にやってくること。確実に訪れることがわかっている恐怖。
ボクが一番恐れていること。”
本屋で帯に書いてあるこの文章を見て、びっくりして即買いでした。私が小さい頃からずっと抱いていた恐怖そのものだったからです。私も母一人、子一人の家庭で育ち、物心ついた頃から「あと一人死んだら天涯孤独」という崖っぷちに立っているような緊張感と背中合わせで生きてきたので、リリーさんの気持ちは痛いほどわかります。自分をこの世で唯一必要としてくれる人間が、たぶん確実に自分より先に死んで、その日がいつ来るかもわからない恐怖。経済力のない子供の頃はなおさら。成人したらしたで、老いてきた親の姿を見て、その日が確実に近づいてきていることを痛感するのです。マザコンという言葉で片付けられない、もっと重い感情がそこにはあると思います。私はこの本を読んで、崖っぷちに立っていたのは自分だけではなかったと思いました。視野を広げて横を見たら、リリーさんも立っていた。そして私の未来の姿をこの小説で見せてくれました。覚悟をくれました。そして私はまだ間に合うのだから母との時間を大切にしていこうと思わせてくれました。この本を出版してくださったことに感謝します。うまく言えないけど、東京の片隅で生きていらっしゃったオカンの存在を知ることができて嬉しかったです。この小説、オカンに読ませてあげられれば良かったですね。
ボクが一番恐れていること。”
本屋で帯に書いてあるこの文章を見て、びっくりして即買いでした。私が小さい頃からずっと抱いていた恐怖そのものだったからです。私も母一人、子一人の家庭で育ち、物心ついた頃から「あと一人死んだら天涯孤独」という崖っぷちに立っているような緊張感と背中合わせで生きてきたので、リリーさんの気持ちは痛いほどわかります。自分をこの世で唯一必要としてくれる人間が、たぶん確実に自分より先に死んで、その日がいつ来るかもわからない恐怖。経済力のない子供の頃はなおさら。成人したらしたで、老いてきた親の姿を見て、その日が確実に近づいてきていることを痛感するのです。マザコンという言葉で片付けられない、もっと重い感情がそこにはあると思います。私はこの本を読んで、崖っぷちに立っていたのは自分だけではなかったと思いました。視野を広げて横を見たら、リリーさんも立っていた。そして私の未来の姿をこの小説で見せてくれました。覚悟をくれました。そして私はまだ間に合うのだから母との時間を大切にしていこうと思わせてくれました。この本を出版してくださったことに感謝します。うまく言えないけど、東京の片隅で生きていらっしゃったオカンの存在を知ることができて嬉しかったです。この小説、オカンに読ませてあげられれば良かったですね。
1/2000 かんたんプラモデル東京タワー
鉄塔、タワー好きの息子(2歳)のおもちゃとして購入。
値段の割りに細部までよくできているフィギュアですが、子供のおもちゃとしては上部が取れやすいです。
子供のおもちゃ用にはできてないのでそこは仕方ないのですが(^^;)
値段の割りに細部までよくできているフィギュアですが、子供のおもちゃとしては上部が取れやすいです。
子供のおもちゃ用にはできてないのでそこは仕方ないのですが(^^;)
東京タワー (新潮文庫)
読んでみて驚いたのは全く現実味の無い内容で今時の大学生とは程遠い感じがしました。
作者と読者の感覚のズレが浮き彫りになっていましたね。
ちなみに原作より映画版の方が良かった作品なんて初めてです・・・
作者と読者の感覚のズレが浮き彫りになっていましたね。
ちなみに原作より映画版の方が良かった作品なんて初めてです・・・