おととい娘が受けた公立中高一貫校の適正検査２（理数）の問題に、このルーローの三角形の理論を図形、式、表、数字を使って説明せよ、というのがあり驚きました。

小さな頃から、こういったおもちゃを与えていればどれほど良かったかとほとほと悔いました。

　理系を目指していた中高生のころ、ブルーバックスには数学、物理、化学などの面白さを教えてくれる数々の本があり、貪るように読んだものでした。
　歳月を経てすっかり文系のオジサンになってしまい、ブルーバックスを読む機会もグッと減ってしまいましたが、久々に昔の興奮の記憶を思い出させてくれるような１冊に出会えました。

　本書は、タイトルのとおり「直感」や「思い込み」に反する結果をもたらすような興味深い数学的な問題を多数紹介しています。中にはバースデーパラドックスや４色問題など比較的馴染みのある問題もありますが、少なくとも私にとっては未知の話題も多く、最後まで一気に読み通してしまいました。

　細部まで理解しようとするとそれなりの数学的知識は必要かもしれませんが、本書の面白さを感じるだけであれば中学生でも十分に読めます。むしろ学生こそ本書を読んで数学に興味を持ち、それが日本人全体の数的リテラシーの一層の向上につながれば、大げさですが日本経済の活力を下支えするような気さえします。ブルーバックスシリーズの真骨頂を感じさせてくれた１冊です。

中学生卒業レベルなのに結構難しいですね！

頭の体操とか勉強のやり直し等にとっても向いていると思います。

月並みな表現だが、自らを破滅させるかも知れないにもかかわらず、難問に挑んでいく数学者達の姿に素直に感動した。人間の好奇心の偉大さそして学問の厳しさを見事に映像化した１０８分。一時も目が離せませんでした。

なお、サーストンの「幾何化予想」までは内容としては分かりましたが、ペレルマンの証明そのものが解説されている訳ではありません。（位相幾何学ではなく、旧来の微分幾何学と物理学（リッチ・フロー微分方程式）で解かれたとのみ説明されています。）

彼の新しい興味とは何なのか。以前の明るいグリーシャの復活を多くの人々が祈っていることでしょう。

このソフト以外では勉強していないが、着々と合格級を上げてきている。楽しく勉強できている。