薬剤師は薬を飲まない (廣済堂新書)
私は直接、医療には携わっていませんが、大学を含む医療の世界や製薬業界の内情は、仕事柄そこそこ見聞きしており、本書もやはり、例えば近藤誠さんの言説と同様、賛否両論が渦巻いているみたいです。ただ、内容的にはそれほど奇を衒ったものでもなく、結論から申し上げれば、常識的といえば常識的だし、「まぁ、こんなところだよね」といった感じです。そして、何より大事なことは、医師などが処方する「不自然に作られた合成品」(p.23)である薬について、その主作用や副作用などを、自分が納得するまで問い質すことだと思います。もちろん、こちらは医療や薬剤のど素人であるし、相手は医師や薬剤師といったプロですから、「生命に関わる」「健康を損なう」などの説明に対する反論は難しいでしょう。でも、プラスとマイナスの効果について、訊いてみる価値はあると思いますね。
かく言う私も加齢に伴う持病があり、定期的に医師の診察やら検査を受け、処方箋を交付され、調剤薬局で薬を受領しています。ただし、心掛けとして薬の服用は最低限の量に抑えるようにしています。最近も、従来の薬に加えて、効能の異なる別の薬の服用を勧められましたが、今ひとつ納得が行かず、断りました。所詮、薬は対処療法で、病気の根治は無理ですし、「主作用の「効き」が鋭ければ鋭いほど、確実にどこかで副作用が起きている」(同上)と考えた方が自然ですから…。むろん、本書は「薬は絶対に呑むな」といった極論を主張しているわけではありません。ただ、著者である「薬を使わない薬剤師」宇田川久美子さんも強調されているように、私たちには本来備わっている「自然治癒力」「自己免疫力」というものがあります。それらをもう少し信じてもよいのではないでしょうか。
レビュー・タイトルにある「人間は…」という一節は、医聖ヒポクラテスの言葉だそうです。「100人の名医というのは、私たちが生まれながらに持っている自然治癒力」(p.69)を指すみたいです。自然治癒力とは、具体的に「恒常性維持機能」「自己再生機能」「自己防衛機能」という三つの機能のことをいい、「自己防衛機能」が所謂「免疫力」です(同上)。宇田川さんも語るごとく「医療が目覚ましく発達した影響で、多くの人が病気になればすぐに病院や薬に頼ってしまい、自然治癒力というすばらしい宝物の存在を忘れかけている」(同上)という実情は、間違いのないところでしょう。それに加えて、私は「除菌」「殺菌」「滅菌」「抗菌」といった異常に神経質な風潮にも些か抵抗感を覚えます。それはさておき、当書などを参考にしながら、「薬」に対する考え方を根本的に見直してもよいと私は考えますが…。
ミドリ安全 【5本指全てタッチ可/スマホ手袋】 [日本製] smarttouch 5108 《太ボーダー》
縫製&生地も良さそうでした。
薄手なのでインナー手袋にしてその上に
防水手袋を着用して使っています。
スマホ使用時に素手だと寒いのでこの1枚があると助かります。
使用した感想ですが、乾燥した素手よりもサクサク動きます!
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