赤西蠣太 [VHS]
原作は簡潔にすぎて、味わいに欠ける気がする
くらいあっさりしていますが、
この映画版は演出、それに音楽の使い方が
ソフィスティケイトされまくってて、
時代劇なのにフランスあたりの洒落たコメディを
観たような感激が味わえます!!
伊丹監督と山中貞雄監督の早過ぎる死は、
日本の映画界にとどまらない損失だったのだ、
ということがよくわかる名作です。
今の日本人が忘れてしまった、
言葉ではっきり伝えないで、たたずまいや表情で
心を伝えようとする、ラストの主人公とヒロインの対面シーンが
美しくかつ、ユーモラスです!!
この場面を付け加えたことで、原作の味気なさが
さらに消えて、ファンタジーとすら言いたい内容に
なっている、と思うのです。
「丹下左膳・百万両の壷」とならぶ、
心の底から快哉を叫びたくなる傑作です!!
くらいあっさりしていますが、
この映画版は演出、それに音楽の使い方が
ソフィスティケイトされまくってて、
時代劇なのにフランスあたりの洒落たコメディを
観たような感激が味わえます!!
伊丹監督と山中貞雄監督の早過ぎる死は、
日本の映画界にとどまらない損失だったのだ、
ということがよくわかる名作です。
今の日本人が忘れてしまった、
言葉ではっきり伝えないで、たたずまいや表情で
心を伝えようとする、ラストの主人公とヒロインの対面シーンが
美しくかつ、ユーモラスです!!
この場面を付け加えたことで、原作の味気なさが
さらに消えて、ファンタジーとすら言いたい内容に
なっている、と思うのです。
「丹下左膳・百万両の壷」とならぶ、
心の底から快哉を叫びたくなる傑作です!!
戦争責任者の問題
戦争責任の問題は、敗戦後少しの間は様々に議論されましたが、そのうちに・・・主として米国の態度が移り変わったこと、またここで取り上げられているように、はたして軍部や政治家たちの責任を追及するだけでいいのかといった、一般人の、いわば後ろめたさもあって、時の流れとともに風化してしまいました。
たくさんの、考えるべき因子があります。そのひとつが、伊丹氏が言うように、果たして私たち自身は戦争に対しどのような態度をとったのか、他人を責めてばかりで済むのか、ということです。これは正論です。しかし、あまり強調しすぎると、「一億総懺悔」ともなりかねません。それはまた、問題の重要な部分を覆い隠すことになるでしょう。いくつもの正論がある、ということです。
ただでさえ、戦争の音頭をとった、その遂行に重要な役割を果たした人が、結局は免責されて、首相にもなり、その流れた今なお日本の政治の主流を占めていることを考えるとなおさらです。
ほとんどの国民が戦争体験を持たない人である現在、あのとんでもない惨禍を引き起こしたのは一体どうしてであったか、を反省することはまことに難しく、それゆえに、もっともっとこのような議論を思い起こすことの意義はいくら声を大にしても過ぎることはありません。ほかの意見も調べて、考え直してみる、そのきっかけになってくれればと思います。
たくさんの、考えるべき因子があります。そのひとつが、伊丹氏が言うように、果たして私たち自身は戦争に対しどのような態度をとったのか、他人を責めてばかりで済むのか、ということです。これは正論です。しかし、あまり強調しすぎると、「一億総懺悔」ともなりかねません。それはまた、問題の重要な部分を覆い隠すことになるでしょう。いくつもの正論がある、ということです。
ただでさえ、戦争の音頭をとった、その遂行に重要な役割を果たした人が、結局は免責されて、首相にもなり、その流れた今なお日本の政治の主流を占めていることを考えるとなおさらです。
ほとんどの国民が戦争体験を持たない人である現在、あのとんでもない惨禍を引き起こしたのは一体どうしてであったか、を反省することはまことに難しく、それゆえに、もっともっとこのような議論を思い起こすことの意義はいくら声を大にしても過ぎることはありません。ほかの意見も調べて、考え直してみる、そのきっかけになってくれればと思います。
Sketch Book
大人のフュージョン作品です。
少しアメリカンな雰囲気が入ってます。
1曲目は落ち着いた雰囲気の16ビート、
そして2曲目は静かな出だしから、気の利いたアレンジで、
広い世界に連れて行ってくれます。
暗くなった夕暮れのような曲も多いですね。
フルートの音色や大人の演奏をじっくり楽しむことができる、素敵なアルバムだと思います。
少しアメリカンな雰囲気が入ってます。
1曲目は落ち着いた雰囲気の16ビート、
そして2曲目は静かな出だしから、気の利いたアレンジで、
広い世界に連れて行ってくれます。
暗くなった夕暮れのような曲も多いですね。
フルートの音色や大人の演奏をじっくり楽しむことができる、素敵なアルバムだと思います。