「本物の真剣師は金を賭けない」と言う設定にしたことが、本作品がこれほど面白い作品になった要因の一つでしょう。おかげでどちらかというと「ギャグ漫画」の原作が大きく変わり、引き締まったシリアスな展開になりとても面白かったです。
クールがずれていますが、2008年4月クールのドラマとして考えると「ラストフレンズ」の次に面白かったです。しかし、時間が短すぎた。最後の展開が駆け足だった感があります。違う曜日で1時間、1クールやれていたらもっと面白い作品になっていたでしょう。
キャストではまず、
仲里依紗がよかったです。メイド版と通常版の演技をうまくできていたと思います。溝端淳平 はまあまあでしたが、合格点まではいきません。これから伸びてほしいうちの一人でしょう。「3人の真剣師」のうちではにこ神役の大杉連、文字山ジローの劇団ひとりがよかったです。そして、本作品で一番よかった、というか以外だったのはサンドウィッチマンの富澤たけしです。普段の姿からは180度違う演技には驚きでした。
「将棋はよくわからないから見ていない」という人はぜひ見てほしいです。きっと気に入る作品だと思います。