世界に1つだけの子育ての教科書―子育ての失敗を100%取り戻す方法
Amazonで中身を見ないで買ってしまいました。誰もが子育てに迷うし、著者の評判がいいので。この本は、引きこもりや暴力を振るう子供にどう接したらいいか書いています。問題を抱えてる人にはいい本だと思います。正直、うちには関係ないな〜と思うので星三つ。
叱りゼロで「自分からやる子」に育てる本
本のタイトルには叱りゼロとありますが、どこの子育て本にもあるような「子どもにはとにかく愛情を持って」「叱らず抱きしめてあげましょう」などという内容ではありません。子育て中の親がしばしば出会う悩みに対して、著者が答えるという形式になっていますが、本当に叱りゼロでここまでできるんだという驚きと、すぐにでもわが子の子育てに取り入れてみたいと思うような内容となっています。
むしろ、今までの固定観念やマスコミなどでよく見る子育ての見方というものにとらわれてきた親たちとっては、ある意味「叱咤」という内容満載です…自戒も込めて。どれだけ親が辛抱強く真剣に毅然とした対応をわが子に徹底できるか? このような事を言うと「私はやっています」という親の方もいるでしょうが、そういう方も本書に書かれていることを本当に徹底できているか振り返ってみるのもいいかもしれません。
子育ての本が山のようにある中、本書はこれまでの子育て本とは全く異なるものとなっていますが、当たり障りのないことが書いてある本を何冊も読むよりも、具体的な対応の例がたくさん示されている本書を読んでイメージをつかみ、実践してみたいと思います。
むしろ、今までの固定観念やマスコミなどでよく見る子育ての見方というものにとらわれてきた親たちとっては、ある意味「叱咤」という内容満載です…自戒も込めて。どれだけ親が辛抱強く真剣に毅然とした対応をわが子に徹底できるか? このような事を言うと「私はやっています」という親の方もいるでしょうが、そういう方も本書に書かれていることを本当に徹底できているか振り返ってみるのもいいかもしれません。
子育ての本が山のようにある中、本書はこれまでの子育て本とは全く異なるものとなっていますが、当たり障りのないことが書いてある本を何冊も読むよりも、具体的な対応の例がたくさん示されている本書を読んでイメージをつかみ、実践してみたいと思います。
メリットの法則――行動分析学・実践編 (集英社新書)
本書の理論「行動分析学」は、パブロフや、スキナーの行動心理学に連なる理論である。
著者の奥田健次氏は、行動分析学界の若き風雲児。
パブロフの犬の条件反射の実験は有名だろう。
メトロノームを鳴らした後、犬にえさ(強化子=褒美)を与え続ける。
すると犬は、メトロノームを鳴っただけでよだれを流すようになる。
よって犬は「メトロノームによって条件付けられた」とされる。
(ベルを使ってやった実験は1回だけである)
このように行動心理学では心のなかのような見えないものを扱うのではなく、
見える行動のみを扱うとする、考え方である。
しかしこの行動心理学は「結局わかったのは犬と鳩のことだけではないか」
との批判を受け、大勢は心自体を扱う「認知心理学」に移ったと、
心理学史では記述される。(ことも多い)
本書の行動分析学でも「自閉症児が上げる奇声をなくする」という方法として
強化子(褒美)が用いられる。
当該の自閉症児は奇声を上げる度に、なだめるために母親に抱きしめられてきた。
著者はこの抱きしめが強化子となって、奇声が止まらないと考えた。
それで、今度は逆に強化子を取り払った。
奇声を上げるたびに母親と引き離したのである。
効果は上がったと記されている。
しかし、私は考える。
強化子はプラス方向の物だけではない。人に罰を与えるといったマイナス方向のものも
強化子になりうることを、行動分析学はどう捉えるのか。
今は「認知行動心理学」の時代であるとも言える状態だが、いずれにしても
行動分析学はすべてを解決する魔法ではないことに留意すべきである。
著者の奥田健次氏は、行動分析学界の若き風雲児。
パブロフの犬の条件反射の実験は有名だろう。
メトロノームを鳴らした後、犬にえさ(強化子=褒美)を与え続ける。
すると犬は、メトロノームを鳴っただけでよだれを流すようになる。
よって犬は「メトロノームによって条件付けられた」とされる。
(ベルを使ってやった実験は1回だけである)
このように行動心理学では心のなかのような見えないものを扱うのではなく、
見える行動のみを扱うとする、考え方である。
しかしこの行動心理学は「結局わかったのは犬と鳩のことだけではないか」
との批判を受け、大勢は心自体を扱う「認知心理学」に移ったと、
心理学史では記述される。(ことも多い)
本書の行動分析学でも「自閉症児が上げる奇声をなくする」という方法として
強化子(褒美)が用いられる。
当該の自閉症児は奇声を上げる度に、なだめるために母親に抱きしめられてきた。
著者はこの抱きしめが強化子となって、奇声が止まらないと考えた。
それで、今度は逆に強化子を取り払った。
奇声を上げるたびに母親と引き離したのである。
効果は上がったと記されている。
しかし、私は考える。
強化子はプラス方向の物だけではない。人に罰を与えるといったマイナス方向のものも
強化子になりうることを、行動分析学はどう捉えるのか。
今は「認知行動心理学」の時代であるとも言える状態だが、いずれにしても
行動分析学はすべてを解決する魔法ではないことに留意すべきである。