映画を見たり、自己啓発や文学の本を読んでいると、聖書のエピソードがたびたび登場してきます。「聖書の言葉を断片的につまみ食いしてるなー。そろそろ大まかでもいいから全体像に触れてみたいな。」と思っていた時に、この本が目に止まりました。
読んでみると、天地創造から黙示録まで、一つのエピソードが見開き２ページずつにコンパクトにまとめられています。章の合間のコラムでは、ひろさちや氏が仏教・神道との比較や、宗教の生まれる風土の視点から聖書を解説しています。異質の思想に疲れ気味のところに、グッドタイミング！しかも、該博な知識を駆使して、おもしろい切り口を提供してくれます。
短時間でシンプルに、聖書のアウトラインを掴みたい！そんな方にはうってつけだと思います。

今さら僕が言うまでもありませんが、天地創造は本当に名曲ばかりだと思います。
実に感動的な音楽です。
一番好きなのは『すべてを乗り越えて』
本当に何でも乗り越えて行けそうな気分になります。

未収録曲をガイア幻想紀と合わせて永久盤出してほしいです。

もう一冊出ている「ワールドアドラス」という攻略本と比べて、街の発展の手順が詳しく書かれています。
アイテムリストなどもしっかりしているのですが、
それぞれの街でのイベントの様子が詳しく書かれていないので攻略途中たまにわかりづらい所があるかもしれません。
しかしこれもネタバレにならない程度というだけなので、これ一冊あれば楽しみながらクリアできるでしょう。

全体が、すばらしい作品に仕上がってますが、殊に気にっているのが、最初の地球創造の場面と、ノアの箱舟の動物たちの動きです。地球創造の場面では、混濁した大気が澄み始め、酸素、炭酸ガスなどの生命に必要な大気の循環を可能にするために植物を創造し光合成を行わせ、動物の創造へと移行していく。そして、人間を地表の塵から型造る。その神の知恵を丹念に描いている。ノアの箱舟に入るトラやライオンを含む動物たちの列が平和な従順な姿できっちりと捉えられている。聖書に対する敬虔な視点がはっきりとしており、熱のこもった高度な映像であり、作品であるのに喜びを感じます。優秀な作品です。

とにかく、この辺りの任天堂製品は頑丈が有名。
かく言う僕のSFCも過失で壊してしまうまでは、かなり劣悪な保存環境だったにも関わらず14年も
何の問題も無く動いてくれた事に驚きです。
DSなどに有名作品の移植が続けられてますが、移植されない隠れた名作を探すのもまた楽し。