銀の華 上 【復刻版】: 男女郎苦界草紙
以前より気になっていた作品。値段も高くなかなか手を出しにくかったのですが、このたび全3巻を買い、届いて一気に読んでしまいました。
読んだ後はずっと号泣しており、今も思い出しては涙を流します。
SMやゲイを題材にした本はいくつも読みましたが、この本はその中で一番自分の胸をうちました。
エロくてグロイだけではない、むしろエロスのシーンはどれも芸術的で美しく、一枚絵としての完成度もすばらしいです。
そして何より、人間ドラマがすばらしかった。
調教シーンはどれもこれも見ごたえがあります。
また江戸という時代ならではの古い和の折檻・拷問道具・玩具がさまざまでてきます。
主人公は郭に変われた男で、常に褌の状態、よく縛られ、よくつるされ、たまに女性物の羽織を着せられてます。
個人的には性器に墨を入れられるシーン嫌がりながらも雄犬と番わされその間だけいつも付けられている猿轡を外され絶叫してるシーンが印象に残っております。
この本はSMの真髄である、調教されるものの追いやられていく心境、絶望はもちろん、それを追い込む人物の陰の心境も描いているのが特筆できるところ。
特にこの銀を対照的に接する男が二人いて、一人は主人公・銀を調教する男の一人・常。
彼は、銀に次第にほだされ、好意をよせていきます。
拷問の果に傷ついた銀を抱きしめながら、自らも服を脱ぎ湯に入って、意識を失っている銀に口付けるシーンはすごく心を揺さぶられました。
ここまで一切目立ったロマンス色がなかったために、すごくこのシーンは引き立っております。
壮絶なシーンの合間合間に入るこの常と銀の交流は(ここは2、3巻の話題ですが)「この二人に幸せになってほしい」と思わずにはいられませんでした。銀も次第に常を思うようになります。
そして銀は常による「調教」という名の行為の果に、ある日オーガズムを感じてしまいます。
いつもは悲鳴しか上げない行為に「もっとほしい」などと切なげに強請るようなことをいい、抱きしめて自分からも求めます。
ただの愛し合ってる男ふたりの図。このシーンはこの漫画の中で屈指のロマンチックなシーンになってる気がします。
でも、このことは銀にとっては不幸でした。
今までは肉体をいじられ生理的な反応で射精していただけなのが、感情でもって反応するようになってしまった。
これを「感度がよくなった」という郭の店主に更なる責め苦の限りをされます。
もう一人、銀に接する相手というのはこの店主です。
彼は異常なまでに銀を責めいたぶりますが、「執着が異常だ、憎いというよりむしろ」と指摘されることで自分の中の思いに気づかされます。
自分はそうではないと否定するかのように行為はエスカレートしていきます。
そして銀はだんだん壊れていく・・
最後まで怒涛の展開で、本当に読む手が止まらなかったです。
そしてラスト。
こういう展開になるだろうことは、読めてました。しかしその展開には頭が真っ白になり何も考えなくなり、涙を流しておりました。
漫画に音を聞かせる作用などないはずなのに、いつの間にか自分の耳には、銀が乳首と性器に付けられていた鈴の音が聞こえており、園音が一切聞こえなくなったような、そんな気がしました。
ここまでの動の描写がここに来て静に変わる、音が消えていく・・
銀は愛にいき、愛に狂い、愛に散っていった
読んだ後はずっと号泣しており、今も思い出しては涙を流します。
SMやゲイを題材にした本はいくつも読みましたが、この本はその中で一番自分の胸をうちました。
エロくてグロイだけではない、むしろエロスのシーンはどれも芸術的で美しく、一枚絵としての完成度もすばらしいです。
そして何より、人間ドラマがすばらしかった。
調教シーンはどれもこれも見ごたえがあります。
また江戸という時代ならではの古い和の折檻・拷問道具・玩具がさまざまでてきます。
主人公は郭に変われた男で、常に褌の状態、よく縛られ、よくつるされ、たまに女性物の羽織を着せられてます。
個人的には性器に墨を入れられるシーン嫌がりながらも雄犬と番わされその間だけいつも付けられている猿轡を外され絶叫してるシーンが印象に残っております。
この本はSMの真髄である、調教されるものの追いやられていく心境、絶望はもちろん、それを追い込む人物の陰の心境も描いているのが特筆できるところ。
特にこの銀を対照的に接する男が二人いて、一人は主人公・銀を調教する男の一人・常。
彼は、銀に次第にほだされ、好意をよせていきます。
拷問の果に傷ついた銀を抱きしめながら、自らも服を脱ぎ湯に入って、意識を失っている銀に口付けるシーンはすごく心を揺さぶられました。
ここまで一切目立ったロマンス色がなかったために、すごくこのシーンは引き立っております。
壮絶なシーンの合間合間に入るこの常と銀の交流は(ここは2、3巻の話題ですが)「この二人に幸せになってほしい」と思わずにはいられませんでした。銀も次第に常を思うようになります。
そして銀は常による「調教」という名の行為の果に、ある日オーガズムを感じてしまいます。
いつもは悲鳴しか上げない行為に「もっとほしい」などと切なげに強請るようなことをいい、抱きしめて自分からも求めます。
ただの愛し合ってる男ふたりの図。このシーンはこの漫画の中で屈指のロマンチックなシーンになってる気がします。
でも、このことは銀にとっては不幸でした。
今までは肉体をいじられ生理的な反応で射精していただけなのが、感情でもって反応するようになってしまった。
これを「感度がよくなった」という郭の店主に更なる責め苦の限りをされます。
もう一人、銀に接する相手というのはこの店主です。
彼は異常なまでに銀を責めいたぶりますが、「執着が異常だ、憎いというよりむしろ」と指摘されることで自分の中の思いに気づかされます。
自分はそうではないと否定するかのように行為はエスカレートしていきます。
そして銀はだんだん壊れていく・・
最後まで怒涛の展開で、本当に読む手が止まらなかったです。
そしてラスト。
こういう展開になるだろうことは、読めてました。しかしその展開には頭が真っ白になり何も考えなくなり、涙を流しておりました。
漫画に音を聞かせる作用などないはずなのに、いつの間にか自分の耳には、銀が乳首と性器に付けられていた鈴の音が聞こえており、園音が一切聞こえなくなったような、そんな気がしました。
ここまでの動の描写がここに来て静に変わる、音が消えていく・・
銀は愛にいき、愛に狂い、愛に散っていった
PRIDE (上巻) (爆男COMICS)
2004年出版、全238ページ、実に男臭く巨根で男前な大学生の大橋は精力が強くタチで楽しむ今時な若者だった、それが実にマッチョで魅力的な大学教授と関わった事で知らず知らず彼の虜となり、深みにはまり初のSMそして処尻を奪われて、貞操帯を付けられて地獄の2週間の間に尻を拡張をされどんどんと2度と戻れないどM男に落とされてゆく事に!、他、短編作品「TRAP」では罠にはまり処尻を奪われる高校生男子陵辱作品も収録!、こちらも短編ながら実に萌えました。