初めてディランを聴きたい人にとっては、恰好の入門書であり、リアルタイムでディランの楽曲を聴いてきた我々古くからのファンにとっては、改めて彼の歌を、彼の詩を楽しんでみたくなる好読み物。

　概ね、レコーディング順、リリース順に話が進行するので、その時代時代の彼の心の葛藤(!)、ディレクターなりプロデューサ等々スタッフとのいさかい、わけありの騒動等々が盛り込まれているので、変わっていくディランとも付き合っていける。著者自身も言ってるように彼の「女たらし!」の一面もヨークわかる・・・・・
　彼の2作目のＬＰ"The Freewheelin'"のジャケットにいっしょに仲睦まじくうつっているのが当時のガールフレンド、スーズ・ロトロ。彼女の両親はアメリカ共産党の闘士だったとか、ユダヤ由来のジママンなる本名を「ボブ・ディラン」と名前を変えた理由とか、いろいろと興味あることがてんこ盛り。

　初期の楽曲はウディー・ガスリーに憧れたプロテスト系のフォークソングだったけど、もともとロック大好き少年だったようで、名曲"Like A Rolling Stone"あたりからのロック偏重に対して、ギャラリーから「裏切り者!」と呼ばれる筋合いのものじゃあなかった(!)・・・・・・って、彼を擁護したい。

　湯浅氏が書いてるように、多くは彼の伝記によるところが多い内容だけど、一貫して著者の並々ならぬ｢ディラン愛｣で貫かれているので、読んでいて好感が持てる。読後感は実に清々しい。おすすめ!

Amazon店で買うのは初めてですが、リピです。
自宅の残りがわずかだったので、早朝に注文してお昼に届くのは、とても助かりました。〔地域によるのかなー?〕
味も相変わらず、おいしかったです。
最近、肌を褒められて嬉しかったけど、ザクロのしずくの効果かなー。
末端冷え性も、いいような気がします。
ザクロ屋さんありがとうございます。

見た感じと使った感じ、新品感を感じられないので、すみません…。