WIRED VOL.7 GQ JAPAN.2013年4月号増刊
今号の『WIRED』は、実例を踏まえながらも様々な視点で紹介された、これからの「働きかた」を示唆する記事が圧巻だ。
その特集では、「ICTを使った労働の仕方の変化」「社会の変化の中で変わる労働の位置づけ」のようなマクロ的な見方から、「事務所の物理的なレイアウト」や「社内食堂での食事」といったミクロ的な視点まで、働くことに関して多面的な切り口で捉えている。特に、「モチベーション」に関しては、名を挙げている世界じゅうの社会企業家に対するインタビューで補足している点がユニークと感じた。彼らの「モチベーション」を支えるのは、金銭的利潤の追求ではないからだ。
この特集の記事の組み方は、日本のビジネス誌にはない、ユニークで多面的な視野に基づくものだ。これだけでも、本誌を手に取る価値はあると感じた。
脇を飾るそのほかの記事も、国内雑誌では読めないものが多い。その内容は、Web上の情報を丁寧に拾えばそれなりに掴めるものではあるが、それをきちんとまとめて読める形で提供している点では、本誌のほうに分がある。
なお、購入者特典であるPDF版無料入手権は、本レビューを書いた時点では、すでに消失している。
本誌の購入を検討する場合、その点には注意されたい。
その特集では、「ICTを使った労働の仕方の変化」「社会の変化の中で変わる労働の位置づけ」のようなマクロ的な見方から、「事務所の物理的なレイアウト」や「社内食堂での食事」といったミクロ的な視点まで、働くことに関して多面的な切り口で捉えている。特に、「モチベーション」に関しては、名を挙げている世界じゅうの社会企業家に対するインタビューで補足している点がユニークと感じた。彼らの「モチベーション」を支えるのは、金銭的利潤の追求ではないからだ。
この特集の記事の組み方は、日本のビジネス誌にはない、ユニークで多面的な視野に基づくものだ。これだけでも、本誌を手に取る価値はあると感じた。
脇を飾るそのほかの記事も、国内雑誌では読めないものが多い。その内容は、Web上の情報を丁寧に拾えばそれなりに掴めるものではあるが、それをきちんとまとめて読める形で提供している点では、本誌のほうに分がある。
なお、購入者特典であるPDF版無料入手権は、本レビューを書いた時点では、すでに消失している。
本誌の購入を検討する場合、その点には注意されたい。