ミリオンダラー・ベイビー [レンタル落ち]
最高の映画だった。
脳みその普段あまり使ってない部分が疲れる映画でもある。
精神的に見るのが辛い映画とも言える。
ともあれ、役者がまず良いと思った。
ヒラリースワンクという女優は、時間の経過を表現するのがすごく上手い人なんですね。
ボクシングの上達を段階的に表現するのが凄く上手かった。
女優自身が貧しい境遇を過ごしていたということもあり、貧しい女性のいじらしさみたいなものがしっかり活きている。
こういう細かい部分でリアリティを稼いだ分だけ後半のシーンがより痛切に心に響くんだなぁ…と思いました。
時間の経過の表現…ということで言えば、後半の病床で段々と心が壊れていくシーンの表現も凄かった。
最初は病床であんな余裕の笑顔を作っていた彼女…それが突然にして崩壊するという過程を映すだけで
映画に描かれていない部分、つまり「彼女なりに時間をかけて考えた」というところまで観る側に伝わってしまう。
そして、ボクシングトレーナーは彼女に対してどのような決断を下すのか…
映画はエンドロールが終わった時点で仕事を終えます。
観る側に普段あまり考えないことを考えさせるのも仕事のひとつかもしれません。
しかしこの映画は尊厳死を美化したりプロパガンダしたりする目的で作られていない。
最初から最後までセリフや演出の細部を素直に見ていれば、そのことは分かるはずです。
こういう心に重たい映画を見るとすぐに社説みたいなことをレビューに書きたがる人がいる。
たとえば、この映画の場合は勝手に「尊厳死をテーマにしている」と決めつけられ
さらに「尊厳死を美化した映画だ」などと言われ、
極めつけには「尊厳死を美化するこの映画に、私は同意しない」などと言い出す人まで現れる。(同意って何よ)
けれども私はそもそもこの映画を「尊厳死をテーマにしている」と決めつけること自体が間違ってると思う。
確かに映画を構成する要素のひとつではあるけど、この映画がテーマにしてるのは「この人たちの人生」でしかない。
それをフィルムにおさめ世界中にばら撒くところまでで映画の役割は終わっている。
尊厳死うんぬんの議論は映画の感想とは別にやるべきだと思います。
それにも関わらず
Googleで「ミリオンダラーベイビー」と検索しただけで、
「ミリオンダラーベイビーをみた感想」と言いつつ尊厳死論議しかする気のないサイトが無数に出てきてしまう。
これを残念と言わずになんと言えばよいのでしょう…
脳みその普段あまり使ってない部分が疲れる映画でもある。
精神的に見るのが辛い映画とも言える。
ともあれ、役者がまず良いと思った。
ヒラリースワンクという女優は、時間の経過を表現するのがすごく上手い人なんですね。
ボクシングの上達を段階的に表現するのが凄く上手かった。
女優自身が貧しい境遇を過ごしていたということもあり、貧しい女性のいじらしさみたいなものがしっかり活きている。
こういう細かい部分でリアリティを稼いだ分だけ後半のシーンがより痛切に心に響くんだなぁ…と思いました。
時間の経過の表現…ということで言えば、後半の病床で段々と心が壊れていくシーンの表現も凄かった。
最初は病床であんな余裕の笑顔を作っていた彼女…それが突然にして崩壊するという過程を映すだけで
映画に描かれていない部分、つまり「彼女なりに時間をかけて考えた」というところまで観る側に伝わってしまう。
そして、ボクシングトレーナーは彼女に対してどのような決断を下すのか…
映画はエンドロールが終わった時点で仕事を終えます。
観る側に普段あまり考えないことを考えさせるのも仕事のひとつかもしれません。
しかしこの映画は尊厳死を美化したりプロパガンダしたりする目的で作られていない。
最初から最後までセリフや演出の細部を素直に見ていれば、そのことは分かるはずです。
こういう心に重たい映画を見るとすぐに社説みたいなことをレビューに書きたがる人がいる。
たとえば、この映画の場合は勝手に「尊厳死をテーマにしている」と決めつけられ
さらに「尊厳死を美化した映画だ」などと言われ、
極めつけには「尊厳死を美化するこの映画に、私は同意しない」などと言い出す人まで現れる。(同意って何よ)
けれども私はそもそもこの映画を「尊厳死をテーマにしている」と決めつけること自体が間違ってると思う。
確かに映画を構成する要素のひとつではあるけど、この映画がテーマにしてるのは「この人たちの人生」でしかない。
それをフィルムにおさめ世界中にばら撒くところまでで映画の役割は終わっている。
尊厳死うんぬんの議論は映画の感想とは別にやるべきだと思います。
それにも関わらず
Googleで「ミリオンダラーベイビー」と検索しただけで、
「ミリオンダラーベイビーをみた感想」と言いつつ尊厳死論議しかする気のないサイトが無数に出てきてしまう。
これを残念と言わずになんと言えばよいのでしょう…
ミリオンダラー・ベイビー 3-Disc アワード・エディション [DVD]
まだ日本で公開されてからそれほど時間が経っていませんが、
もうすでに歴史的な名画のひとつになっていますね。
脚本、台詞、演技、演出、音楽、全てに無駄がなく、シンプルにストレートに見るものの心を捉えます。
これを見ないで人生を終わるのは、非常に損をしていると思わせる傑作です。
数千円と2時間をこの映画にささげて向き合ってください。
見た人によって、いろいろな感想があるとは思いますが、
僕は、イーストウッドが言うようにラブストーリーだと思いました。
社会的、宗教的、倫理的面からもこの作品を語ることは出来ますが、
ここまで心を動揺させ、一番心の奥底に届き、感情を混乱させるのは、
ラブストーリーとしての力強さの部分です。
なんでこんなフィクションのお話に、我々はうろたえるのでしょう。
まったく、なんてものを作ってくれたんだろう、イーストウッド。
主演のヒラリースワンクの可愛らしさもすばらしい。
見た人全員が彼女に恋をするんじゃないですかね。
もうすでに歴史的な名画のひとつになっていますね。
脚本、台詞、演技、演出、音楽、全てに無駄がなく、シンプルにストレートに見るものの心を捉えます。
これを見ないで人生を終わるのは、非常に損をしていると思わせる傑作です。
数千円と2時間をこの映画にささげて向き合ってください。
見た人によって、いろいろな感想があるとは思いますが、
僕は、イーストウッドが言うようにラブストーリーだと思いました。
社会的、宗教的、倫理的面からもこの作品を語ることは出来ますが、
ここまで心を動揺させ、一番心の奥底に届き、感情を混乱させるのは、
ラブストーリーとしての力強さの部分です。
なんでこんなフィクションのお話に、我々はうろたえるのでしょう。
まったく、なんてものを作ってくれたんだろう、イーストウッド。
主演のヒラリースワンクの可愛らしさもすばらしい。
見た人全員が彼女に恋をするんじゃないですかね。
ミリオンダラー・ベイビー【字幕版】 [VHS]
最高の映画だった。
脳みその普段あまり使ってない部分が疲れる映画でもある。
精神的に見るのが辛い映画とも言える。
ともあれ、役者がまず良いと思った。
ヒラリースワンクという女優は、時間の経過を表現するのがすごく上手い人なんですね。
ボクシングの上達を段階的に表現するのが凄く上手かった。
女優自身が貧しい境遇を過ごしていたということもあり、貧しい女性のいじらしさみたいなものがしっかり活きている。
こういう細かい部分でリアリティを稼いだ分だけ後半のシーンがより痛切に心に響くんだなぁ…と思いました。
時間の経過の表現…ということで言えば、後半の病床で段々と心が壊れていくシーンの表現も凄かった。
最初は病床であんな余裕の笑顔を作っていた彼女…それが突然にして崩壊するという過程を映すだけで
映画に描かれていない部分、つまり「彼女なりに時間をかけて考えた」というところまで観る側に伝わってしまう。
そして、ボクシングトレーナーは彼女に対してどのような決断を下すのか…
映画はエンドロールが終わった時点で仕事を終えます。
観る側に普段あまり考えないことを考えさせるのも仕事のひとつかもしれません。
しかしこの映画は尊厳死を美化したりプロパガンダしたりする目的で作られていない。
最初から最後までセリフや演出の細部を素直に見ていれば、そのことは分かるはずです。
こういう心に重たい映画を見るとすぐに社説みたいなことをレビューに書きたがる人がいる。
たとえば、この映画の場合は勝手に「尊厳死をテーマにしている」と決めつけられ
さらに「尊厳死を美化した映画だ」などと言われ、
極めつけには「尊厳死を美化するこの映画に、私は同意しない」などと言い出す人まで現れる。(同意って何よ)
けれども私はそもそもこの映画を「尊厳死をテーマにしている」と決めつけること自体が間違ってると思う。
確かに映画を構成する要素のひとつではあるけど、この映画がテーマにしてるのは「この人たちの人生」でしかない。
それをフィルムにおさめ世界中にばら撒くところまでで映画の役割は終わっている。
尊厳死うんぬんの議論は映画の感想とは別にやるべきだと思います。
それにも関わらず
Googleで「ミリオンダラーベイビー」と検索しただけで、
「ミリオンダラーベイビーをみた感想」と言いつつ尊厳死論議しかする気のないサイトが無数に出てきてしまう。
これを残念と言わずになんと言えばよいのでしょう…
脳みその普段あまり使ってない部分が疲れる映画でもある。
精神的に見るのが辛い映画とも言える。
ともあれ、役者がまず良いと思った。
ヒラリースワンクという女優は、時間の経過を表現するのがすごく上手い人なんですね。
ボクシングの上達を段階的に表現するのが凄く上手かった。
女優自身が貧しい境遇を過ごしていたということもあり、貧しい女性のいじらしさみたいなものがしっかり活きている。
こういう細かい部分でリアリティを稼いだ分だけ後半のシーンがより痛切に心に響くんだなぁ…と思いました。
時間の経過の表現…ということで言えば、後半の病床で段々と心が壊れていくシーンの表現も凄かった。
最初は病床であんな余裕の笑顔を作っていた彼女…それが突然にして崩壊するという過程を映すだけで
映画に描かれていない部分、つまり「彼女なりに時間をかけて考えた」というところまで観る側に伝わってしまう。
そして、ボクシングトレーナーは彼女に対してどのような決断を下すのか…
映画はエンドロールが終わった時点で仕事を終えます。
観る側に普段あまり考えないことを考えさせるのも仕事のひとつかもしれません。
しかしこの映画は尊厳死を美化したりプロパガンダしたりする目的で作られていない。
最初から最後までセリフや演出の細部を素直に見ていれば、そのことは分かるはずです。
こういう心に重たい映画を見るとすぐに社説みたいなことをレビューに書きたがる人がいる。
たとえば、この映画の場合は勝手に「尊厳死をテーマにしている」と決めつけられ
さらに「尊厳死を美化した映画だ」などと言われ、
極めつけには「尊厳死を美化するこの映画に、私は同意しない」などと言い出す人まで現れる。(同意って何よ)
けれども私はそもそもこの映画を「尊厳死をテーマにしている」と決めつけること自体が間違ってると思う。
確かに映画を構成する要素のひとつではあるけど、この映画がテーマにしてるのは「この人たちの人生」でしかない。
それをフィルムにおさめ世界中にばら撒くところまでで映画の役割は終わっている。
尊厳死うんぬんの議論は映画の感想とは別にやるべきだと思います。
それにも関わらず
Googleで「ミリオンダラーベイビー」と検索しただけで、
「ミリオンダラーベイビーをみた感想」と言いつつ尊厳死論議しかする気のないサイトが無数に出てきてしまう。
これを残念と言わずになんと言えばよいのでしょう…
Million Dollar Baby
映画本編はアカデミー賞作品賞をはじめとして4部門受賞で、内容については説明不要だろう。音楽もクリント・イーストウッドが制作しており驚嘆に値する。あのメインテーマの美しい響きに身をゆだねるとき、美しくそして切ないこの映画と一体になれる気がする。
このようなすばらしいサウンドトラックが国内版の半額以下で入手できるのだから、映画に感動したすべての人が購入すべきだろう。
このようなすばらしいサウンドトラックが国内版の半額以下で入手できるのだから、映画に感動したすべての人が購入すべきだろう。