水晶の栓 (名探偵コレクション―アルセーヌ・ルパン)
明らかな誤訳がいくつかあったけれど、気にならないくらい面白かったです。
プロットがかなりよく練られていて、読み進めるうちにどんどん引き込まれていきます。
時代背景を知っていると、色々な読み方ができてさらに面白いのでしょうが、
純粋なエンターテインメントとして楽しめます!
プロットがかなりよく練られていて、読み進めるうちにどんどん引き込まれていきます。
時代背景を知っていると、色々な読み方ができてさらに面白いのでしょうが、
純粋なエンターテインメントとして楽しめます!
Eternal Maurice Andre
今年2012年2月に鬼籍に入ったモーリス・アンドレのEMIへのセッションをまとめた13枚組のボックス・セットで、彼の没後ユニヴァーサルからも6枚組の追悼盤が逸早くリリースされたが、そちらのほうは曲目の殆んどがバロック音楽に絞られているのに対して、このEMI盤の中心となるのはテレマン、タルティーニ、ハイドン、フンメルに代表されるバロックから古典派にかけての42曲の協奏曲(協演者の異なる同一曲や編曲物を含む)で、CD1はカラヤン、ベルリン・フィル、CD3はへスス・ロペス=コボス、ロンドン・フィル、CD4はネヴィル・マリナ−、アカデミー室内、そしてCD5はムーティ、フィルハーモニアと錚錚たる協演者が揃っている。その他にビーバーのソナタからオペラ・アリアの編曲物、映画音楽からポピュラー・ナンバー、ジャズからムード・ミュージックまでおよそありとあらゆる小品を吹きまくった、気さくで最も彼らしいアルバムになっているのが特徴だ。勿論彼の膨大なレパートリーを一通りカバーするセット物が欲しい方はエラートから刊行された全4巻計24枚の全集も選択肢のひとつだが、コスト・パフォーマンスとバラエティーに富んだ選曲の面白さから考えると、このセットが理想的で入門者にもお勧めできる。
彼は私の少年時代から既にトランペット界のスターだったし、持っていた音楽性の違いを別にすればホルンのデニス・ブレインのような絶対的な存在だった。ブレインの生演奏に接することは全く不可能だったが、モーリス・アンドレは幸い全盛期のコンサートを聴くことができた演奏家の一人で、高校生の時に初めて聴いた演奏会ではその名人芸と聴衆の熱狂に圧倒されたものだ。彼のトランペットについてはもはや多くの言葉を必要としないと思うが、柔らかく、しかも明るく輝かしい音色とどこまでも軽快で天衣無縫な幅広い表現力、そして目の醒めるような超絶技巧であらゆるジャンルの音楽をオールマイティーにこなした天才というイメージが、彼の体格の良さと人懐っこい顔立ちと共に強く印象に残っている。
このページの写真ではボックスが正立方体のように見えるが、実際には13X13X厚み5,5cmの大きさで、先にリリースされたデュ・プレの全集と同様に横に引き出すタイプのしっかりした装丁。ブックレットは43ページで、モノクロ写真がほぼ12ページ分、そして18ページ目以降に曲目と録音データが掲載されている。
彼は私の少年時代から既にトランペット界のスターだったし、持っていた音楽性の違いを別にすればホルンのデニス・ブレインのような絶対的な存在だった。ブレインの生演奏に接することは全く不可能だったが、モーリス・アンドレは幸い全盛期のコンサートを聴くことができた演奏家の一人で、高校生の時に初めて聴いた演奏会ではその名人芸と聴衆の熱狂に圧倒されたものだ。彼のトランペットについてはもはや多くの言葉を必要としないと思うが、柔らかく、しかも明るく輝かしい音色とどこまでも軽快で天衣無縫な幅広い表現力、そして目の醒めるような超絶技巧であらゆるジャンルの音楽をオールマイティーにこなした天才というイメージが、彼の体格の良さと人懐っこい顔立ちと共に強く印象に残っている。
このページの写真ではボックスが正立方体のように見えるが、実際には13X13X厚み5,5cmの大きさで、先にリリースされたデュ・プレの全集と同様に横に引き出すタイプのしっかりした装丁。ブックレットは43ページで、モノクロ写真がほぼ12ページ分、そして18ページ目以降に曲目と録音データが掲載されている。
CUBE ファイナル・エディション [DVD]
互いに知らない者同士の人間が、キューブという立方体の部屋の中に閉じ込められて、脱出を試みようとする映画。
少ない制作費用とセットだけなのに、ストーリーがとてもよく出来ていて、最後まで謎だらけに作られている感じが良い。
ワースの絶望ぶりが、とても好き。自分を見ているようで(笑)
とはいえ、最後の部分が賛否両論で、好みが分かれる映画だと思う。
私はぜひオススメしたい作品。
少ない制作費用とセットだけなのに、ストーリーがとてもよく出来ていて、最後まで謎だらけに作られている感じが良い。
ワースの絶望ぶりが、とても好き。自分を見ているようで(笑)
とはいえ、最後の部分が賛否両論で、好みが分かれる映画だと思う。
私はぜひオススメしたい作品。