ちょっと大きかった。大は小を兼ねると思ったんだけど。今までは２０リットルのダストボックス、ちょうつがい部分が壊れ、新しい物はそこが壊れないものをと選んだ。じょうぶ！ただしペダルが重い、強く踏むので，大きなふたが勢いよく開く。手で開けるとそのまま開いているので、ゴミ捨ての時は便利！袋を掛けるための内枠はヤワ！セキスイさんなんとかしてください。小さい袋をかけて、中にゴミが溜まっていくと重みで内枠が内側にたわみ、最後には枠受けから外れてしまう。またスーパーのポリ袋の使用を前提にしているが、有料化が論議されている今、いつまでも無料ではくれないだろう。取っ手のない袋にはどう対処しようか、ちょっと悩み！　

　2000年に亡くなった田中小実昌、通称コミさんは『ポロポロ』で谷崎賞を受賞した小説家でしたが、一般にはテレビ番組に登場した印象からストリップ小屋の座付作家ぐらいにしか思われていなかったのではないでしょうか。
　『濡れた海峡』の主人公は若き日のコミさんを彷彿とさせる歌手の三上寛が演じていて、まるっきり演技はしてはいませんが、便所にしゃがんでポロポロつぶやいている様子は、うらぶれたコミさんの小説の感じがよく出ています。女性たちは山口小夜子、桐谷夏子、小川惠の三人とも素晴らしく魅力的です。石橋蓮司の相手役を演じている桐谷夏子は、石橋の実際の奥さん、緑魔子をふっくらにしたような女性なのがなんだかオカシイ。
　東北地方（岩手県あたり）の貧しい漁村や地方の田舎町を漂白する一種のロードムービーで、徹底的に金持ちは出てきません。70年代の一部のピンク映画にもあった「うらぶれ感」がいっぱいです。
　キネマ旬報でも評価が高かった作品で、ＶＨＳもシネスコ・サイズなのはあり難いですが、ぜひＤＶＤ化して欲しいですね。
追記：2012年12月、とうとうDVDが発売になります。

ロバート・ゼメキス監督といえば「バック・トゥ・ザ・フューチャー」シリーズだが、
彼の監督デビュー作品がこちら。。

１９６４年にビートルズがアメリカに初上陸し、
エド・サリバン・ショーへの出演を果たした、という実話にからめたコメディで、
当時の熱狂ぶりがファン目線で描かれていてこれがジツに面白い。。。
ドキュメンタリー「ザ・ビートルズ ファースト U.S.ヴィジット」とあわせてみるとまたまた面白い。。。

ビートルズ観たさに奔走する田舎のにいちゃんねえちゃん５人組の気持ち、よ〜くわかります。
ドタバタの最後に無事？エド・サリバン・ショーの客席でビートルズを観ることができるんだけど、
このシーンがまたさすがだ！ゼメキス！。。実際のドキュメンタリー映像とうまくからめて、
本物のビートルズがそこで演奏しているかのよう（エド・サリバンのそっくりさんも秀逸！）。。。

一組の男女だけ、ＴＶ局の裏口までたどり着くものの…
悲しいかな、一歩及ばず、客席でビートルズを観ることができない…
と思いきや、なんと！！！のどんでん返しが粋なハカライでジツにニクい。。
後の「バック・トゥ・ザ・フューチャー」に通じるシーンやセリフもあって興味深いです。

著作権の関係か、ＤＶＤ化されていないのが実に残念です。
ゼメキスファン、ビートルズファンともになんとかしてぜひ観ていただきたい作品です。