大滝詠一御大の不朽の名盤の数々にまつわる御大の肉声インタビューが、
何とも言えずノスタルジックな気持ちにさせられます。
この時代を過ぎていない若い方々には、何を言っているかも分からないだろう、とも。
余計なお世話でしょうが…

ただ、そういう若い方々にとっても、
大滝御大が実に真面目にアメリカンポップスの源流について注釈する後半は、
なかなか刺激に富むと思います。

当然のことですが、大滝御大研究においては、第一級資料だと思います。
御大は，実に詳しく当時のメモを残しており，そこから記憶を喚起する形でインタビューは進みます。

が、この一冊に資料的価値を求めるのは何となく野暮というもののような気もします。
ストライク世代の皆さんが懐かしさにしばし感涙するツールとして、
(転がしておいて、気が向いたらちょっと読んで、タイムスリップするという感じで１ヶ月は行けます！）
お奨めしたいです。

読み込んでいくと、ついにはロンバケ30周年盤
A LONG VACATION 30th Edition
買いたくなりますね。

ちなみにロンバケ３０周年最新インタビューは
レコード・コレクターズ 2011年 04月号
に有ります。こちらもどうぞ。

やはり、浅香唯さんが「YUI」として活動再開した「Ring Ring Ring」が入っていたのが嬉しかったです。
私は当時、そのCD買いましたし、その頃の浅香さんをしってますから余計にです。
あまりしられてないかなあと思っていた矢先、こんなオムニバスが出たのは嬉しかったです。
また、この曲を選曲なさった方はいいセンスなさってます。

私は大滝詠一さんのファンですが、不思議な事にいまだこの「シリア・ポール」さんの「夢で逢えたら」を聴いた事がありません。
なので本ＣＤには猛烈に関心があります。
しかし現在は価格的に大変なプレミアが付き、聴こうにも聴けるような状況に全くありません。
ＣＤ１枚が１万数千円とかって…、ゴメンなさいちょっと私的には有り得ない…。
高過ぎてとても手が出ません。
これでは結局誰も聴けず、この作品が台無しです。
私の様なこのＣＤに興味を持つ全ての者が安心して購入出来る様に本ＣＤの再発売を切に望みます。
評価はいまだ未聴の本ＣＤに期待を込めて、また再販の時が訪れる事を信じて、★★★★☆と致します♪