ヴァーチャル・ガール (ハヤカワ文庫SF)
文庫本の後ろに「純真なロボット少女の成長と冒険を描くスリリングで心温まる物語」とあったので手にとってみました。
内容は想像以上に素晴らしく、主人公である人口知能のマギーの無垢な感性にニコニコしてしまいます。
旅の途中で出会うホームレス親子の長女のニコルの子供らしいかわいさも、厳しい境遇にあるマギーの物語に花を添えます。
主人公のマギーが人工知能、つまり超高性能なコンピュータ端末であるため、表現にソフトウェアやハードウェアや
ネットワークに関する描写が多々出てきますが、巧みな表現で読みづらさを誘うこともありません。
発表当時であれば、ちょっと複雑に感じたかもしれませんが・・・。
現代はすでにパソコンが非常に普及しているので、逆にパソコンであるマギーの感覚が手に取るようにわかります。
ジャンル的にはSFなのでしょうが、ひとりの少女の青春小説を読んでいるような気分になりました。
この作家の他の本にも興味が湧きます。
天使になるもんっ! Vol.7 [DVD]
たまたまみた時に、オープニングテーマとエンディングテーマ、そして使用されているBGMがとても気に入りまして、そこからファンになりました。
そして全巻そろえてしまいました。
台詞や、キャラクターたちの価値観に、時間の流れを感じます。
また、各ストーリーがいろんな方向性を模索している様子も伺えます。
でも、誰かの特別にないたいと言う思いは、誰にでもあるのではと思います。
個人的にかなりのお気に入りです。
聖痕のクェイサー 18 (チャンピオンREDコミックス)
チャンピオンREDの2013年11月から2014年3月号に掲載された第84~第88話が収録。
カラーピンナップは駒都えーじさんの描く葵とカーチャ様。
物語のなかで何度も目にした「サルイ・スーの生神女」についても謎が明らかにされます。
花園(マグノリア)での戦いは終わりに向かい、アデプトとの決着もひとまず?付いた感じです。
バトルシーンでの意外な人物の加勢ってのは王道だけど、やっぱり燃えますね。
今巻は衣装が破れて裸になるって場面が結構あって、お色気サービスシーン的には多いはずなんですが、ストーリーがシリアス路線ド真ん中なので、展開上自然に組み込まれているような印象でした。
なんか話が複雑になってしまったので、少し前の巻から読み直そうかと。