Works of Igor Stravinsky
買ってびっくりこれは大したもの。
リハーサルの音源やほぼ聞く機会のない小曲などまで網羅され、本当にすごいアーカイブです。
(春の祭典は初版 火の鳥組曲は45年版のみです)。
これを買った時2800円でしたが、これに入ってるアゴンの音源の入ったLPを昔3000円で買ったのを思い出しました。
いい時代になったものです。
リハーサルの音源やほぼ聞く機会のない小曲などまで網羅され、本当にすごいアーカイブです。
(春の祭典は初版 火の鳥組曲は45年版のみです)。
これを買った時2800円でしたが、これに入ってるアゴンの音源の入ったLPを昔3000円で買ったのを思い出しました。
いい時代になったものです。
ストラヴィンスキー (作曲家別名曲解説ライブラリー)
こちらは素人なので、間違いもあるかもしれませんが、疑問の箇所を記しておきます。
・ P24。譜例6。これはクラリネットをA管として移調しているが、実際はB♭管なので、実音は更に短2度上にしなければならない。
・ P35。譜例16。2小節目の頭の五連符は32分音符ではなく16分音符。
・ P60。譜例2。2小節目の歌詞、l’aquel-la → l’agnel-la。
・ P75。譜例11。2小節目と3小節目の間のタイが抜けている。
・ P85。譜例4。3小節目、上声部の第4音のBに♭が抜けている。
・ P92。譜例2。全体で、複付点8分音符と2つの32分音符の組合せだと拍数が合わないので、付点を一つにするか、32分音符を64分音符にしなければならない。譜例2のようになっている市販楽譜もあるが。
・ P114。譜例3。下段の楽器名、Ob. → Cb.?
・ P115。譜例1。終わりの小節の最後の和音は16分音符。
・ P118。譜例6。上段1小節目の2分音符に付点が無い。
・ P121。譜例16。5小節目の第3音は4分音符(7小節目のように)。
・ P121。譜例17。上段の楽器名で、Vn. → Va.?
・ P130。譜例5。上段1小節目と2小節目の間にタイが抜けている。
・ P146。譜例1。メトロノーム標記の4分音符に付点が抜けている。
・ P162。譜例4。2小節目の最初の2音は、付点4分音符と8分音符。
・ P196。『星の王』の欧文タイトル、Звъздоликгй → Звездоликий。
・ P198。譜例1。歌詞、Ли_цо е_го бы_ло какъ солн_це въ тотъ часъ → Ли-цо е-го бы-ло как солн-це в тот час。
・ P200。17行目、第1曲。AKIHITO → AKAHITO。
・ P210。譜例1。1小節目の歌詞、Prés → Près。
・ P211。譜例4。6小節目に拍子記号の4/8が抜けている。
・ P24。譜例6。これはクラリネットをA管として移調しているが、実際はB♭管なので、実音は更に短2度上にしなければならない。
・ P35。譜例16。2小節目の頭の五連符は32分音符ではなく16分音符。
・ P60。譜例2。2小節目の歌詞、l’aquel-la → l’agnel-la。
・ P75。譜例11。2小節目と3小節目の間のタイが抜けている。
・ P85。譜例4。3小節目、上声部の第4音のBに♭が抜けている。
・ P92。譜例2。全体で、複付点8分音符と2つの32分音符の組合せだと拍数が合わないので、付点を一つにするか、32分音符を64分音符にしなければならない。譜例2のようになっている市販楽譜もあるが。
・ P114。譜例3。下段の楽器名、Ob. → Cb.?
・ P115。譜例1。終わりの小節の最後の和音は16分音符。
・ P118。譜例6。上段1小節目の2分音符に付点が無い。
・ P121。譜例16。5小節目の第3音は4分音符(7小節目のように)。
・ P121。譜例17。上段の楽器名で、Vn. → Va.?
・ P130。譜例5。上段1小節目と2小節目の間にタイが抜けている。
・ P146。譜例1。メトロノーム標記の4分音符に付点が抜けている。
・ P162。譜例4。2小節目の最初の2音は、付点4分音符と8分音符。
・ P196。『星の王』の欧文タイトル、Звъздоликгй → Звездоликий。
・ P198。譜例1。歌詞、Ли_цо е_го бы_ло какъ солн_це въ тотъ часъ → Ли-цо е-го бы-ло как солн-це в тот час。
・ P200。17行目、第1曲。AKIHITO → AKAHITO。
・ P210。譜例1。1小節目の歌詞、Prés → Près。
・ P211。譜例4。6小節目に拍子記号の4/8が抜けている。
ストラヴィンスキー : バレエ 「火の鳥」 「春の祭典」 (Stravinsky and the Ballets Russes ~ Le Sacre du printemps | The Firebird / Mariinsky Orchestra and Ballet | Valery Gergiev) (Blu-ray) [輸入盤] [日本語解説書付]
2008年6月の公演の再ディスク化です。三公演のうち「結婚」だけ省かれているのが少し残念ですが、ゲルギエフの指揮がすばらしいです。ただ管弦楽の迫力が半端じゃない分バレエが押され気味です。トップダンサーがあまり出演していないのは、ゲルギエフがダンサーを気にせずにタクトを振りたかったからなのかもしれません。
火の鳥
この曲は管弦楽だけだと冗長さを感じるところもありますが、バレエと一緒に鑑賞するとテンポが良くて引き込まれます。フォーキンの演出と振付はストラヴィンスキーの音楽によくマッチしています。タイトルロールはコンダウーロワ。公演時は25才で、バイムラードフと結婚した年です。2012年にプリンシパルになりましたが、当時は不思議なことにセカンド・ソリストでした。整った顔立ちと180センチ近い長身は見栄えがするし、とくに脚の美しさがすばらしいです。後半、王子を救うためにカシチェイ一党を蹴散らす場面は凛々しくて惚れぼれしました。王子役のクズネツォフはロシア功労芸術家に選ばれた実力派です。王女役のパブロワは美人でとても可愛いですがコール・ド・バレエです。技巧をそれほど必要としない役なので見た目で選ばれたんでしょうか。
春の祭典
管弦楽だけで演奏されることが多く、バレエならベジャールの振付が人気ですが、これはニジンスキーの振付を復元したものです。1913年のパリ初演は怒号飛び交う大混乱だったそうです。従来の約束事をほとんど無視しているので、保守的なバレエ愛好家が怒ったのもわかるような気がします。第一部では、いつもは妖艶なバジェノヴァが機械人形みたいな踊りで驚かせます。全体に無機質な雰囲気ですが圧巻はやはり最後の「生贄の踊り」です。難解と言われる変拍子を自在に操るゲルギエフの指揮がすばらしいです。ベジャールやプレルジョカージュに慣れた目は、つい生贄に官能を求めてしまいますが、この振付に直截な官能は感じませんでした。生贄役のイオシフィディは生贄に選ばれて数分間の微動もしない直立姿勢のあと数分間休みなく全力で最期の踊りを演じます。セカンド・ソリストですが、プリンシパルダンサーには出せないかもしれない存在感です。彼女もカンパニーの階級とは関係なく翌年にロシア功労芸術家に選ばれました。
火の鳥
この曲は管弦楽だけだと冗長さを感じるところもありますが、バレエと一緒に鑑賞するとテンポが良くて引き込まれます。フォーキンの演出と振付はストラヴィンスキーの音楽によくマッチしています。タイトルロールはコンダウーロワ。公演時は25才で、バイムラードフと結婚した年です。2012年にプリンシパルになりましたが、当時は不思議なことにセカンド・ソリストでした。整った顔立ちと180センチ近い長身は見栄えがするし、とくに脚の美しさがすばらしいです。後半、王子を救うためにカシチェイ一党を蹴散らす場面は凛々しくて惚れぼれしました。王子役のクズネツォフはロシア功労芸術家に選ばれた実力派です。王女役のパブロワは美人でとても可愛いですがコール・ド・バレエです。技巧をそれほど必要としない役なので見た目で選ばれたんでしょうか。
春の祭典
管弦楽だけで演奏されることが多く、バレエならベジャールの振付が人気ですが、これはニジンスキーの振付を復元したものです。1913年のパリ初演は怒号飛び交う大混乱だったそうです。従来の約束事をほとんど無視しているので、保守的なバレエ愛好家が怒ったのもわかるような気がします。第一部では、いつもは妖艶なバジェノヴァが機械人形みたいな踊りで驚かせます。全体に無機質な雰囲気ですが圧巻はやはり最後の「生贄の踊り」です。難解と言われる変拍子を自在に操るゲルギエフの指揮がすばらしいです。ベジャールやプレルジョカージュに慣れた目は、つい生贄に官能を求めてしまいますが、この振付に直截な官能は感じませんでした。生贄役のイオシフィディは生贄に選ばれて数分間の微動もしない直立姿勢のあと数分間休みなく全力で最期の踊りを演じます。セカンド・ソリストですが、プリンシパルダンサーには出せないかもしれない存在感です。彼女もカンパニーの階級とは関係なく翌年にロシア功労芸術家に選ばれました。
ディアギレフの夕べ [VHS]
不朽の傑作がここにまさしく‘不朽’たりえた.映像作品確立とは当然,ディアギレフのプロデュースした名作バレエの初演をまるごと追体験する手段が,現在及び未来に保障されたことを意味する.演奏・舞踊共にコンディションは抜群で,特に「ペトルシュカ」の趣味の良さは当時の大人気を決定的に裏付けてくれている.
音楽の詩学 (転換期を読む)
ストラヴィンスキーは説明するまでもなく20世紀クラシック界最大の巨匠であり、この本の原著であるハーバード大学での講義は貴重ろ記録として評価されている。その点で内容は文句無しの★5であると私は思う。
だが、この翻訳については不満な点が幾つもあるので、マイナス1の★4とした。
顰蹙などの難漢字には振り仮名すら振ってない。
外国語(此処ではあえて海外の言葉を総じ、こう呼ぶ)の流れをそのまま日本語に訳した文書で、まるで機械が訳した様に感じる非常に直訳的になっている。
専門的な事を扱っている著書なので、意訳よりはマシだが、本書を読む際はまず、その文が何と書いてあるか一つ一つ噛み砕いてから読み進める必要がある。名著に触れ感動する前に無駄に疲れる。
この翻訳者はブーレーズの論文も翻訳しているとおもうが、それも同様に分かり辛い。(漢数字、日本語音名の記述を、それぞれ洋数字、アルファベットにしてくれればまだ読みやすいのだが)
ストラヴィンスキーの名著であるため、いつか「日本語」でキチンと完訳している本が出る事を望むばかりである。
だが、この翻訳については不満な点が幾つもあるので、マイナス1の★4とした。
顰蹙などの難漢字には振り仮名すら振ってない。
外国語(此処ではあえて海外の言葉を総じ、こう呼ぶ)の流れをそのまま日本語に訳した文書で、まるで機械が訳した様に感じる非常に直訳的になっている。
専門的な事を扱っている著書なので、意訳よりはマシだが、本書を読む際はまず、その文が何と書いてあるか一つ一つ噛み砕いてから読み進める必要がある。名著に触れ感動する前に無駄に疲れる。
この翻訳者はブーレーズの論文も翻訳しているとおもうが、それも同様に分かり辛い。(漢数字、日本語音名の記述を、それぞれ洋数字、アルファベットにしてくれればまだ読みやすいのだが)
ストラヴィンスキーの名著であるため、いつか「日本語」でキチンと完訳している本が出る事を望むばかりである。