悔やむことも恥じることもなく―京大・矢野教授事件の告発
セクシュアル・ハラスメントなど性暴力という圧倒的な暴力から逃れ、
現在の生活に「生還」した女性のことを、サバイバーというらしい。
矢野事件におけるサバイバーの1人である甲野乙子さんの
裁判を通しての揺れ動く心理が丁寧に綴られ、強く優しい文章に心を打たれる。
どうして大学という男性中心の権力社会は、女性に対してこんなにも理不尽なのか。
大学という高度な研究機関が、女性にとって当たり前の人権を尊重されながら学ぶことのできる場所になって欲しい。
著者の願いは、この本を通して全ての人と共有される。
本書は、被害者の手記ですが、併せて、裁判記録である
「京大・矢野事件―キャンパス・セクハラ裁判の問うたもの 」 小野 和子 (著)
もお読み下さるとより理解が深まります。
追記:特に胸を打つのは、裁判を起こす過程で、女性たちの支える会ができ、
甲野さんをサポートする体制が調っていく記述などです。胸が一杯になり読んでいて涙が出ました。
甲野さんが証言台に立つ前や立った後の心のケアなど、忘れてはいけない重要な部分を気付かせてくれる、
細やかな優しさに満ちた本です。
現在の生活に「生還」した女性のことを、サバイバーというらしい。
矢野事件におけるサバイバーの1人である甲野乙子さんの
裁判を通しての揺れ動く心理が丁寧に綴られ、強く優しい文章に心を打たれる。
どうして大学という男性中心の権力社会は、女性に対してこんなにも理不尽なのか。
大学という高度な研究機関が、女性にとって当たり前の人権を尊重されながら学ぶことのできる場所になって欲しい。
著者の願いは、この本を通して全ての人と共有される。
本書は、被害者の手記ですが、併せて、裁判記録である
「京大・矢野事件―キャンパス・セクハラ裁判の問うたもの 」 小野 和子 (著)
もお読み下さるとより理解が深まります。
追記:特に胸を打つのは、裁判を起こす過程で、女性たちの支える会ができ、
甲野さんをサポートする体制が調っていく記述などです。胸が一杯になり読んでいて涙が出ました。
甲野さんが証言台に立つ前や立った後の心のケアなど、忘れてはいけない重要な部分を気付かせてくれる、
細やかな優しさに満ちた本です。
懲戒処分 適正な対応と実務(労政時報選書)
内容は難解ではありません。とても読みやすいです。第3章のアンケート結果は参考になります。また第4章は、第1章の事例を再掲したようなもので、無駄な章になっています。