こんなに使える経済学―肥満から出世まで (ちくま新書)
本書は経済学の入門書というより、経済学的な考え方で世の中の現象を説明したものである。『週刊エコノミスト』の連載をまとめたもので、経済雑誌の中で読むと「ちょっと読んでみようか」などと興味が引かれそうなテーマが多い。
内容は多岐にわたる。肥満、タバコ、臓器売買、教師の質の低下、能力か学歴か、早生まれと遅生まれなど経済とさほど関係なさそうなものから、日本人の貯蓄の低下、株式、貸し渋りなど、まさに経済が対象になったものまである。
それぞれのテーマを、基本的に1人の執筆者が担当している。執筆者一覧を見ると、1980年生まれもおり、若い研究者が中心である。そのぶん発想も柔軟で、新しい視点でそれぞれの現象を見ることができ、「なるほど、そういう考え方もあるのか」と目がひらかれることもあった。読ませる文章を書く人もいるので、今後、本の執筆で活躍できそうな人材もいて頼もしい。
本書は経済学を知るのには役に立たないだろうが、物事を経済学的な視点から考えられるようになりたいという向きには有益だ。たとえば、教師の質の低下なら、普通なら教師の資質の問題を問うだろうが、本書ではそれを「女性の労働市場における差別が減少し、男女で差のない数少ない職である教師という仕事の魅力が減り、優秀な女性が教師にならなくなってきた」という視点から説明を加え、データの裏付けを与えている。感情的になりがちな社会問題ほど、こういった冷静な視点を必要とする。そういった意味で、本書はたいへん有意義である。
本書の研究はおそらくCOEになっているのだろうが、COEでは多額の公費(つまり税金)が使われているのだから、こういった形でなるべく一般に還元して欲しいものだ。COEにはどう考えてもくだらないテーマもあるようだ。そうでないと言うなら、本書のように一般が読める形で提供し、一般の「審査」も受けるべきだろう。その意味でも本書は評価できる。
内容は多岐にわたる。肥満、タバコ、臓器売買、教師の質の低下、能力か学歴か、早生まれと遅生まれなど経済とさほど関係なさそうなものから、日本人の貯蓄の低下、株式、貸し渋りなど、まさに経済が対象になったものまである。
それぞれのテーマを、基本的に1人の執筆者が担当している。執筆者一覧を見ると、1980年生まれもおり、若い研究者が中心である。そのぶん発想も柔軟で、新しい視点でそれぞれの現象を見ることができ、「なるほど、そういう考え方もあるのか」と目がひらかれることもあった。読ませる文章を書く人もいるので、今後、本の執筆で活躍できそうな人材もいて頼もしい。
本書は経済学を知るのには役に立たないだろうが、物事を経済学的な視点から考えられるようになりたいという向きには有益だ。たとえば、教師の質の低下なら、普通なら教師の資質の問題を問うだろうが、本書ではそれを「女性の労働市場における差別が減少し、男女で差のない数少ない職である教師という仕事の魅力が減り、優秀な女性が教師にならなくなってきた」という視点から説明を加え、データの裏付けを与えている。感情的になりがちな社会問題ほど、こういった冷静な視点を必要とする。そういった意味で、本書はたいへん有意義である。
本書の研究はおそらくCOEになっているのだろうが、COEでは多額の公費(つまり税金)が使われているのだから、こういった形でなるべく一般に還元して欲しいものだ。COEにはどう考えてもくだらないテーマもあるようだ。そうでないと言うなら、本書のように一般が読める形で提供し、一般の「審査」も受けるべきだろう。その意味でも本書は評価できる。
金色のコルダ2 プレミアムBOX
お目当ての人だけとデートしたり会話したり。
そうゆう乙女ゲームはエンディングを迎えた時の達成感はあると思いますが、
「群集の孤独」のようなものを感じていました。
でも今回のコルダは2らしくコンクールに参加した人達が仲良くなっていて、ビラ配り、誰かの誕生会のイベントスチルとかが可愛いく和みました。個人的に天羽さんが好きだしいいナビゲータになっていると思いました。 何周もしていたらスルーすることも出来ますし。
アンサンブル演奏も楽しいです。
珠玉エンディングのようなものがないのとボイスが少ないのがもの足りない気もしますが、他のゲームには無い良さが沢山あると思うのでオススメします。
そうゆう乙女ゲームはエンディングを迎えた時の達成感はあると思いますが、
「群集の孤独」のようなものを感じていました。
でも今回のコルダは2らしくコンクールに参加した人達が仲良くなっていて、ビラ配り、誰かの誕生会のイベントスチルとかが可愛いく和みました。個人的に天羽さんが好きだしいいナビゲータになっていると思いました。 何周もしていたらスルーすることも出来ますし。
アンサンブル演奏も楽しいです。
珠玉エンディングのようなものがないのとボイスが少ないのがもの足りない気もしますが、他のゲームには無い良さが沢山あると思うのでオススメします。
新・座頭市 第2シリーズ DVDBOX
全19話中、勝新監督作品は女優栗田ひろみの「天保駕籠戦争」・中野良子の「歌声が市を斬った」・李礼仙の「遠い昔の日に」・原田美枝子の「冬の海」の4作品。なかでも「冬の海」は、脚本家・中村努が「(脚本が)なんにも無しで始まって、素晴らしいものができた」例で、ホン(脚本)無しでこんな傑作ができてしまってホンヤはどう書いたらいいんですかと勝さんに聞いたところ、「市、少女、海、と3行書け」と言ってニッコリしましたと証言する傑作。この1本だけ音楽が映画『無宿』(1974年、斉藤耕一監督、勝新と高倉健共演)も担当していた青山八郎。「歌声が」では勝の三味線の腕前が披露されますし、「遠い昔の日に」では子供を人質に取る《悪徳》が描かれます。
勝新監督作以外でも太田昭和監督・大竹しのぶ「蛍」、黒田義之監督・二宮さよ子「忠治を売った女」、井上昭監督・佐藤オリエ「女の鈴が哭いた」が傑作。
勝新監督作以外でも太田昭和監督・大竹しのぶ「蛍」、黒田義之監督・二宮さよ子「忠治を売った女」、井上昭監督・佐藤オリエ「女の鈴が哭いた」が傑作。
内村プロデュース~俺チョイス 大竹一樹~俺チョイス [DVD]
「中身見ずに選びました」というまさに大竹さんの俺チョイス。
とは言いつつもいとおしそうにエピソードを語る口調や、
他の俺チョイスにも通じる懐かしさ、思い出深さ。
レギュラーゲスト・大竹を堪能する一枚。
それにしても大竹さん、体型がほとんど変わってません。
とは言いつつもいとおしそうにエピソードを語る口調や、
他の俺チョイスにも通じる懐かしさ、思い出深さ。
レギュラーゲスト・大竹を堪能する一枚。
それにしても大竹さん、体型がほとんど変わってません。