社歌
MR.BIGの「I LOVE YOU JAPAN」は、「株式会社マキタの社歌」という風説がネット上でも広まっており、本アルバムにも収録されている。
しかし、マキタの公式Webサイトでは、社歌について全く触れられていない。
「200社以上の取材から得られた」解説付きと謳っている本アルバムの解説文にも、社歌であるともないとも書かれていない。非常にあいまいな記述があるだけだ。
そこで、思い切って株式会社マキタ本社に直接、問い合わせを行った。
(お忙しい中、一個人の不躾な問い合わせに対し、丁寧かつ誠実にご回答いただいた、株式会社マキタに深く感謝します。ありがとうございました)
その結果、以下の事柄が判明した。
1)「I LOVE YOU JAPAN」は株式会社マキタの社歌ではない
あくまでもMR. BIG日本ツアーのスポンサーとして協賛したことへの返礼として曲をいただいたのであって、社歌として書いていただいたわけでもなければ、社歌に制定したわけでもない、とのこと。
2)そもそも株式会社マキタに、社歌というものは無い
「I LOVE YOU JAPAN」楽曲提供以前に、別の曲を社歌として定めていたことは、一度も無い、とのこと。
つまり、創業以来、一度も社歌が作られたことが無いとの事である。
3)キングレコードからアルバム収録の話があった際、いったんは断った
「I LOVE YOU JAPAN」は社歌ではない、『社歌』というアルバムコンセプトにはそぐわない、との理由で、いったんは話を断った、とのこと。
4)キングレコードから重ねて強い要望があったため、許諾した
キングレコード側から「既に楽曲の著作権処理が済んでいるので」「解説文には社歌という言葉を一切入れないので」収録させてほしいとの話があり、そこまでおっしゃるなら、無下にお断りする理由もありませんので、収録を許可しました、とのこと。
つまり、この『社歌』というアルバムは、そもそも社歌を一度も定めたことの無い企業の、社歌ではない楽曲の収録について、先方が一度は話を断ったにもかかわらず、強引に口説き落として制作されたのだ。
しかも、ネット上では社歌だという風説が一人歩きしている曲を、解説に社歌という言葉を用いず「この曲は社歌ではない」と明記することを避けて収録したことにより、ユーザー側が誤解して購入する行為を誘発させている。
こういうアルバム制作姿勢は、許されるのだろうか。
アルバムのタスキにあるような「日本企業の美しき文化」としての社歌を紹介するのであれば、たとえば山田耕筰が作曲し藤山一郎が歌っている旧大和銀行の行歌のような、ネットオークションでアナログ盤が高値を呼んだ楽曲も存在する。
また私が入手した、品川ファーネス(株)の社歌は、作詞:石本美由起、作・編曲:船村徹で、村田英雄が歌う堂々たる演歌調だ。
なぜ、こうした著名作曲家・大物歌手による社歌が収録されず、社歌ではないものが収録されているのか。理解に苦しむ。
個人的には、東宝やキングレコードの社歌を聴くことができたことは喜びだが、アルバムの制作姿勢としては、いかがなものか。
なお、キングレコードは公式サイトに釈明文を掲載したが、「社歌ではない」曲を『社歌』というコンセプトのコンピレーションに収録するのは、「牛肉」と表示しておいて、水牛の肉を混ぜて売るようなものだとと思う。
しかし、マキタの公式Webサイトでは、社歌について全く触れられていない。
「200社以上の取材から得られた」解説付きと謳っている本アルバムの解説文にも、社歌であるともないとも書かれていない。非常にあいまいな記述があるだけだ。
そこで、思い切って株式会社マキタ本社に直接、問い合わせを行った。
(お忙しい中、一個人の不躾な問い合わせに対し、丁寧かつ誠実にご回答いただいた、株式会社マキタに深く感謝します。ありがとうございました)
その結果、以下の事柄が判明した。
1)「I LOVE YOU JAPAN」は株式会社マキタの社歌ではない
あくまでもMR. BIG日本ツアーのスポンサーとして協賛したことへの返礼として曲をいただいたのであって、社歌として書いていただいたわけでもなければ、社歌に制定したわけでもない、とのこと。
2)そもそも株式会社マキタに、社歌というものは無い
「I LOVE YOU JAPAN」楽曲提供以前に、別の曲を社歌として定めていたことは、一度も無い、とのこと。
つまり、創業以来、一度も社歌が作られたことが無いとの事である。
3)キングレコードからアルバム収録の話があった際、いったんは断った
「I LOVE YOU JAPAN」は社歌ではない、『社歌』というアルバムコンセプトにはそぐわない、との理由で、いったんは話を断った、とのこと。
4)キングレコードから重ねて強い要望があったため、許諾した
キングレコード側から「既に楽曲の著作権処理が済んでいるので」「解説文には社歌という言葉を一切入れないので」収録させてほしいとの話があり、そこまでおっしゃるなら、無下にお断りする理由もありませんので、収録を許可しました、とのこと。
つまり、この『社歌』というアルバムは、そもそも社歌を一度も定めたことの無い企業の、社歌ではない楽曲の収録について、先方が一度は話を断ったにもかかわらず、強引に口説き落として制作されたのだ。
しかも、ネット上では社歌だという風説が一人歩きしている曲を、解説に社歌という言葉を用いず「この曲は社歌ではない」と明記することを避けて収録したことにより、ユーザー側が誤解して購入する行為を誘発させている。
こういうアルバム制作姿勢は、許されるのだろうか。
アルバムのタスキにあるような「日本企業の美しき文化」としての社歌を紹介するのであれば、たとえば山田耕筰が作曲し藤山一郎が歌っている旧大和銀行の行歌のような、ネットオークションでアナログ盤が高値を呼んだ楽曲も存在する。
また私が入手した、品川ファーネス(株)の社歌は、作詞:石本美由起、作・編曲:船村徹で、村田英雄が歌う堂々たる演歌調だ。
なぜ、こうした著名作曲家・大物歌手による社歌が収録されず、社歌ではないものが収録されているのか。理解に苦しむ。
個人的には、東宝やキングレコードの社歌を聴くことができたことは喜びだが、アルバムの制作姿勢としては、いかがなものか。
なお、キングレコードは公式サイトに釈明文を掲載したが、「社歌ではない」曲を『社歌』というコンセプトのコンピレーションに収録するのは、「牛肉」と表示しておいて、水牛の肉を混ぜて売るようなものだとと思う。
「うつ」への復讐 (カッパ・ブックス)
うつ病はなかなかその苦しみが理解されない病気だが、実際にうつを体験した人の話は非常に説得力をもつのではないかとおもう。
芸能人の高島忠夫さんのうつの闘病記は、うつ病の理解のうえでも大きな参考になるのではないかと思う
高島さんはうつ病を再発させている。私もうつ病を再発させた身なので、そのときの苦しみ、辛さが非常によく伝わってきた
ただ、5年という年月をかけてうつ病を克服したことに、私にも明るい兆しが見えた気がした
芸能人の高島忠夫さんのうつの闘病記は、うつ病の理解のうえでも大きな参考になるのではないかと思う
高島さんはうつ病を再発させている。私もうつ病を再発させた身なので、そのときの苦しみ、辛さが非常によく伝わってきた
ただ、5年という年月をかけてうつ病を克服したことに、私にも明るい兆しが見えた気がした
海底軍艦 [VHS]
昭和39年(もしかして38年?)当時わしは小学校3~4年生でしたが、東宝特撮映画にもの心ついての最初の遭遇ーファーストコンタクトともいえるべきが、
神宮寺大佐率いる轟天建武隊の海底軍艦でした。
全長150m、排水量1万トン、電子砲、冷線砲、回転ドリルを装備し当時のキャッチコピー(?)は
「空を飛び、陸を走り、海を行く、陸海空万能戦艦・・・空中ではマッハ?、
海中では?ノット、地中では?km・・」(年月が経つので記憶が定かでないため迂闊に数字は記せない)という田舎少年にとっては血沸き肉踊るフレーズで
たしかに、ムー帝国への突入シーンでは伊福部昭の勇壮なマーチとともに
轟天号が艦橋、尾翼、水平翼をシューと艦内に縮め、先端ドリルを高速回転させながら、艦-!下弦のなんていうかモグラの足みたいなチェーンソー的な回転索で地中の土をかきいれながら艦尾から排出して前進のシークエンス
冒頭、芦ノ湖かたぶん富士五湖あたりのどれかと思われる湖から海底軍艦がやはりフル突起物を格納した姿でザーと湖面の水を落としながら垂直上昇して初登場するシーンが今も脳裏に思い出される。
今みてもまさにカッコイーイ! なんとか探し出したい。DVDで発売希望の一品である。
補足
小林啓子扮するムー帝国女王も気品があって良く、また東京湾に半漁人に似たモチーフのムー帝国軍人がマンホールの蓋を白煙を吹き上げながら飛ばして続々登場
神宮寺大佐率いる轟天建武隊の海底軍艦でした。
全長150m、排水量1万トン、電子砲、冷線砲、回転ドリルを装備し当時のキャッチコピー(?)は
「空を飛び、陸を走り、海を行く、陸海空万能戦艦・・・空中ではマッハ?、
海中では?ノット、地中では?km・・」(年月が経つので記憶が定かでないため迂闊に数字は記せない)という田舎少年にとっては血沸き肉踊るフレーズで
たしかに、ムー帝国への突入シーンでは伊福部昭の勇壮なマーチとともに
轟天号が艦橋、尾翼、水平翼をシューと艦内に縮め、先端ドリルを高速回転させながら、艦-!下弦のなんていうかモグラの足みたいなチェーンソー的な回転索で地中の土をかきいれながら艦尾から排出して前進のシークエンス
冒頭、芦ノ湖かたぶん富士五湖あたりのどれかと思われる湖から海底軍艦がやはりフル突起物を格納した姿でザーと湖面の水を落としながら垂直上昇して初登場するシーンが今も脳裏に思い出される。
今みてもまさにカッコイーイ! なんとか探し出したい。DVDで発売希望の一品である。
補足
小林啓子扮するムー帝国女王も気品があって良く、また東京湾に半漁人に似たモチーフのムー帝国軍人がマンホールの蓋を白煙を吹き上げながら飛ばして続々登場
君も出世ができる [DVD]
「嫌われ松子の一生」を観た時、これは日本に於いて極めて稀なミュージカルの傑作だなと興奮した。それくらいミュージカル映画は、日本の風土には似合わない不毛なジャンルと言えるのだが、それでも、過去にこのジャンルに果敢に挑戦した意欲作がなかった訳ではなくて、例えば加藤泰の「真田風雲録」や岡本喜八の「ああ爆弾」らが挙げられるのだが、それらがかなり斬新で作家性の強い作品であったのに比べ、今作はハリウッドテイストの軽やかで心弾むようなコメディ・タッチを狙って作られている。
高度経済成長期でのモーレツサラリーマンのヴァイタリティと悲哀に、帰国子女とのラブコメディをミュージカル仕立てにしてしまったのがいかにも東宝らしい(笑)。ハデさや賑やかさは同時代に作られていたクレージーキャッツ映画に一歩譲るが、黛敏郎&谷川俊一郎コンビによるマンボ、ルンバから民謡までも盛り込んだ楽曲たちは楽しいし、中でも、雪村いずみや益田喜頓ら総勢100人近くの出演者、ダンサーが歌い踊る「アメリカでは」は、多少ゴタゴタするものの壮観で、かなり頑張っている。フランキー堺や高島忠夫が働くオフィスとか、浜美枝がママのナイトクラブとか、近未来のSF映画を思わせる村木忍のセットデザインが印象的。
フランキーがやけ酒を飲んでいると、何故か植木等が登場、「これが男の生きる道」を聴かせると、それがいつの間にかサラリーマン哀歌のモブ・シーンに変わっていったり、ラストの大団円が、いかにもサラリーマン的慎ましやかで時代を感じてしまうが、日本映画で恐らく初めて本格的ミュージカルに挑戦した意欲作、映画ファンなら観てソンはない。
高度経済成長期でのモーレツサラリーマンのヴァイタリティと悲哀に、帰国子女とのラブコメディをミュージカル仕立てにしてしまったのがいかにも東宝らしい(笑)。ハデさや賑やかさは同時代に作られていたクレージーキャッツ映画に一歩譲るが、黛敏郎&谷川俊一郎コンビによるマンボ、ルンバから民謡までも盛り込んだ楽曲たちは楽しいし、中でも、雪村いずみや益田喜頓ら総勢100人近くの出演者、ダンサーが歌い踊る「アメリカでは」は、多少ゴタゴタするものの壮観で、かなり頑張っている。フランキー堺や高島忠夫が働くオフィスとか、浜美枝がママのナイトクラブとか、近未来のSF映画を思わせる村木忍のセットデザインが印象的。
フランキーがやけ酒を飲んでいると、何故か植木等が登場、「これが男の生きる道」を聴かせると、それがいつの間にかサラリーマン哀歌のモブ・シーンに変わっていったり、ラストの大団円が、いかにもサラリーマン的慎ましやかで時代を感じてしまうが、日本映画で恐らく初めて本格的ミュージカルに挑戦した意欲作、映画ファンなら観てソンはない。
怪獣島の決戦 ゴジラの息子[60周年記念版] [DVD]
どう見ても成長してゴジラになるとは思えないミニラ
(当時、活躍されていた某喜劇役者さんにそっくり
子供というよりおっさんに見えます(笑))
スト-リー的にも当時の海洋パニック物の王道です。
注目すべきはカマギラス・クモンガな操演技術の素晴らしさ。
本物の虫っぽい動きはCGのない時代によくも作ってくれた
と思います。旧モスラ・サンダにせよこの稀代の円谷プロの
技術はすごいなぁ~と感じさせられた作品です。
(当時、活躍されていた某喜劇役者さんにそっくり
子供というよりおっさんに見えます(笑))
スト-リー的にも当時の海洋パニック物の王道です。
注目すべきはカマギラス・クモンガな操演技術の素晴らしさ。
本物の虫っぽい動きはCGのない時代によくも作ってくれた
と思います。旧モスラ・サンダにせよこの稀代の円谷プロの
技術はすごいなぁ~と感じさせられた作品です。