ショウ・ミー・ザ・マネー―アメリカのスポーツ・エージェントを巡る法的諸問題
「ショウ・ミー・ザ・マネー」(金をもってこい、金を見せろ)という刺激的な題名が付けられているが、内容は体系的で緻密。アメリカでスポーツ関連の諸法規を修学した、日本でも数少ないスポーツ法の専門家である著者が、アメリカにおける判例を元にスポーツ代理人の誕生から発展の過程を丹念に描き出している。本書は、日本語で読めるスポーツ代理人関連の書籍としては現在のところ最高水準にある一冊といえよう。日本では代理人というと「選手の年俸を吊り上げる」、「チームのことを考えないで顧客の要求ばかり押し通す」といった受け止め方をされることが多い。本書は、そのような印象の土台となった代理人の負の側面を具体的な事例をもとに説明するとともに、「交渉の専門家である代理人が経営者塊??から送られる専門家を相手にする」という代理人制度のもつ積極的な意義も理論的に説明する。
終章での、「日本にも代理人制度が導入されたがスポーツ法実務に精通した人材が不足する現状では、円滑な制度の運営はおぼつかない、積極的に他国の辞令に当たるべきだ」という主旨の指摘は、慧眼というべきだろう。
二十歳のころ
1stは正直ジャケ買い(カワイイけど内容はいまひとつ)だったのですが、このアルバムは駄曲一切なし。2ndから軸はぶれないで深化した印象です。
でもこんな「20歳のころ」はずいぶん大人だなぁ
留学で人生を棒に振る日本人―“英語コンプレックス”が生み出す悲劇 (扶桑社新書)
日本の留学事情を容赦なく切った内容。
実際に「人生を棒に振るってしまった日本人」の例からはじまり、
どうして人生を棒に振るうことになったのか。
どうすればその事態を避けられたか。
世界の大学と日本の大学の比較。
留学の本当の意味とは。
では本当に力になる留学をするためにはどうすればよいか。
と言った内容が書かれている。言葉ひとつひとつに重みが感じられ、筆者の熱意が受けて取れる作品だ。
この本のいいところは、悪いところを批判するだけでなく、ではどうすればよいのかを考えさせてくれる入り口を与えてくれていること。
これを読んだから留学しろ!というのではなく、
これを読んで留学をどう感じたか、本気で留学する覚悟はあるのか。
そういうことを考えさせてくれます。
留学を少しでも考えている人、子供を留学させようとしている親御さんなら一読する価値ありです。お金と時間を浪費することを避けられます。
私はこれを読んで留学に向けて本気で頑張ろうと思うようになりました。
おすすめです。