ザ・エージェント
出版業界の一部ですでに有名になっている鬼塚氏の本。やっと出ましたね。私、この人の企画の考え方を以前から知りたかった。鬼塚氏のいいところは編集者上がりでないところ。海外の出版ビジネスに深く精通していて、そのエージェントシステムの優れたところを日本に持ち込んだところだと思う。だから日本の編集者のような考えはまったくない。
やっと本物のエージェントが日本に出てきた。何人かやって出来なかったことだ。鬼塚氏が今後、成功するかは分からないけど、注目している。
ショウ・ミー・ザ・マネー―アメリカのスポーツ・エージェントを巡る法的諸問題
「ショウ・ミー・ザ・マネー」(金をもってこい、金を見せろ)という刺激的な題名が付けられているが、内容は体系的で緻密。アメリカでスポーツ関連の諸法規を修学した、日本でも数少ないスポーツ法の専門家である著者が、アメリカにおける判例を元にスポーツ代理人の誕生から発展の過程を丹念に描き出している。本書は、日本語で読めるスポーツ代理人関連の書籍としては現在のところ最高水準にある一冊といえよう。
日本では代理人というと「選手の年俸を吊り上げる」、「チームのことを考えないで顧客の要求ばかり押し通す」といった受け止め方をされることが多い。本書は、そのような印象の土台となった代理人の負の側面を具体的な事例をもとに説明するとともに、「交渉の専門家である代理人が経営者塊??から送られる専門家を相手にする」という代理人制度のもつ積極的な意義も理論的に説明する。
終章での、「日本にも代理人制度が導入されたがスポーツ法実務に精通した人材が不足する現状では、円滑な制度の運営はおぼつかない、積極的に他国の辞令に当たるべきだ」という主旨の指摘は、慧眼というべきだろう。
留学で人生を棒に振る日本人―“英語コンプレックス”が生み出す悲劇 (扶桑社新書)
知人の子が留学を考えているというので、「留学」という言葉に惹かれて購入しました。
…一読して、絶句。「英語がペラペラになれば、すべてうまくいく」と考えがちな日本人の実態が、よくわかります。
なぜ、こんなにも日本人は英語コンプレックスを抱いているのでしょうか?
小学生から我が子を留学させようと考え、「日本語なんかできなくてかまわない」と毒づく親の話や、
アメリカのコミュニティカレッジでムダな4年間を過ごした男の子の話など、
エピソードのひとつひとつを読むと悲しくなります。
必要なのは「英語」ではなく「教養」。
「英語」は単なる道具。
著者の主張は、いちいち理解できました。
が、その一方で「進路の選択肢に留学を入れるべき。英語力なんて後からでもつく」という主張は心強く、
我が子の進路が広がったような、目の前が明るくなったような気がしました。
子どもの受験を考えている親御さんは、ぜひ読んでみるといいと思います。
THE IDOLM@STER MASTERPIECE 02 9:02pm~三浦あずさ・如月千早・菊地真~
ゲームの中でも1、2を争う難曲、スローバラード「9:02pm」「蒼い鳥」収録。歌詞を覚えることもゲーム内では必要。かっこいい3人のかっこいい3曲、おすすめです。
カバーズ
当時中学生で牛乳が大好きだった私は、1度だけラジオで聞いた「放射能はいらねえ。牛乳飲みてえ。」のフレーズが強く印象に残っていた。今回の大震災でこのアルバムの事を思い出し、無性に聞きたくなり購入した。そのラヴ・ミー・テンダーよりも、サマータイム・ブルースが泣けてしょうがない。30年も前の誰もが判っていたメッセージに30年間も誰もが耳を塞いでいたのだと。
地球規模で深刻なダメージを与え続けている福島第一原発の事故で、原発の本当の目的は発電では無く、自国への軍事的侵攻の抑止であることが良く判った。原発が安全だと言っていたのは、軍事的侵攻に対することだったのだ。
原発爆弾の威力は良く判ったよ。でも、もう終わりにしようよ。
「原発は余っている。もういらねえ!」