ひぐらしのなく頃に 暇潰し編 1 (ガンガンコミックス)
同人サウンドノベル「ひぐらしのなく頃に」の第4章を漫画にしたものだが…。絵は下手です。ファンが擁護したくなる気持ちはわかるが、現実を直視しないのはどうか。
(梨花独特の人生観やそこから来る諦観を差し引いても)ロウ人形のように無機質な梨花の表情に度々失笑させられる。メインヒロインの表情を場面によって描き分けられないで作品として成功するものか。原作では怖いシーンでも、漫画版では絵の技術のショボさと演出不足によって怖いセリフが空回りしているように感じる。また、大石が梨花を身体測定するカットがあったり、赤坂が妄想の中で梨花にコスプレをさせる場面があったりするが、 あ り え な い だろ。まさか足りない画力を埋めるための人気取り作戦か? 原作の雰囲気ぶち壊しだ。
「暇潰し」の話自体は他編と比べて硬派でシンプル、新規ファンに勧めやすい章でありかつ面白い章でもあるので星3の評価。この漫画家にひぐらし他編を描かせるのは勘弁してほしい。
ひぐらしのなく頃に 暇潰し編 2 (ガンガンコミックス)
原作シリーズの前半─出題編─の総決算!ということで良いのでしょうか。
暇潰し編というタイトルにまやかされてすっかり勘違いしていた模様です。
この作品は鬼・綿・祟の三編とは違い、後半に入る上で絶対になければならない(=ないとそもそも後半が成立しない)物ではないと思いますが、あるとないとでは大違い。
そういった意味では欠かすことができない作品と言えますので、これから“解決編”といわれる後半の漫画を読む人は是非読んでおくべきかと。
そして何より、他編との絡みどうこう以前にこれ単体の出来が良いです。
暇潰し編は原作そのものが他編に比べ半分ほどの長さしかないらしく、「2巻で完結させる」という縛りによるロスが少なかったのかも知れません。
また、本作も例に洩れず悲劇ではありながら、「救えたかも知れない命を救えなかった」というスタンスのストーリーには胸を打たれるものが…。
暇潰し編主役の片割れ─赤坂─と共にあなたも後悔してみませんか?_| ̄|○
ドラマCD ひぐらしのなく頃に~暇潰し編~
『ひぐらしのなく頃に』ドラマCDシリーズ第4弾。『暇潰し編』を再現しています。
このドラマCDシリーズ、原作に忠実ながらもしっかりと音声ドラマ向きに起こし直したシナリオと、レベルの高い声優陣による好演が非常に好印象なのですが、プロデューサーの高宮宏臣氏が全編ドラマCD化を確約してくれている点も大変嬉しいですね。
今編『暇潰し編』は、CD3枚組み、総収録時間3時間47分程と、5時間オーバーだった『綿流し編』『祟殺し編』に比較すると短めですが、これは原作のボリュームが半分程度であるためで、同じく3枚組みだった『鬼隠し編』と比較すると原作の再現度は遥かに上回っています。ただ今編は、元々メインキャラがほとんど登場しない内容なだけに、やや物足りなさを感じたのも事実ですが、これはやむを得ないでしょう。
このドラマCDシリーズで起用されたメインどころの声優さんは、アニメ版にも起用されているのですが、今編主役の赤坂衛役についてはアニメ版の小野大輔氏から子安武人氏に変更されています。ただ、CDを聴いた限り違和感は全く無く、むしろ子安氏の方が幅広い演技力を有されているため、より聴き応えがあるように感じました。特にアニメ版では割愛されていた麻雀シーンにて赤坂に「素敵な凄み」が出てくるシーンや、原作通りの展開になった誘拐犯との駆引きシーン、梨花の真意を知った後の慟哭シーン等は、子安氏の本領発揮といった印象でしたね。
このまま赤坂役は子安氏でいくのかとも思いましたが、アニメ版『ひぐらしのなく頃に解』を視聴した所、赤坂役は小野氏に戻されています。この先ドラマCD版ではどちらの配役になるのか?少々気になる所ではありますね。決して小野氏に不満がある訳ではないのですが、やはり子安氏に一日の長があるようです。
現在既に第5編『目明し編』はリリースされ、その先の展開も非常に待ち遠しい所ですね。良質の音声劇に期待します。
[同人PCソフト]ひぐらしのなく頃に -鬼隠し、綿流し、祟殺し、暇潰し編-
PC版の画風に惹かれてプレイさせていただきました(笑)
なかなか良かったと思いますよ。
ヒロイン達の愛らしさ(豹変しますが)、数々の不思議な謎、解答編への期待に胸が膨らみます。
ただムカつく点もありますね。
前原圭一がムカつく。
何なの、このクソガキは……。
まあ、それは置いておくとして、タイポの多さが残念ですね。
事前にテストはされているようですが、文章チェックはしていないのでしょうか。
あと、部活がつまらなそう……。
勝つためには何をしても構わない、それを「あらゆる努力」というのですから、ものは言いようですよね〜。
こんなやり方をして何が楽しいのか……。
暇潰し編は、出題編本編(鬼隠し編〜祟殺し編)に対して良い味をつけてくれています。
どうやら梨花はファンタジーキャラみたいですね〜。
雛見沢村は物騒な村の様ですが、一度は訪れてみたい、そんな気分になりました。