ワイルド・パーティー [DVD]
この映画が劇場再公開された時も、ラス・メイヤーのDVDボックスが続々と発売された時も驚きましたが、廉価版まで出るとは。通常版とも全く内容が変わってないし、買うのなら絶対この廉価版です。後から廉価版が出て納得いかない思いをしたのは数知れませんが、まあ高い料金を払って映画館に行き、数ヶ月もしないでその映画のレンタルが出回るという不条理と同じですから、「すぐに見ること叶った」という満足感を大切にしましょう。
なんてぼやいても始まりません。この全編カウンター・カルチャーが横溢する最高にファンキーでヒップでアッパー系の映画が千円切った金額で手にすることが出来るというのが驚異的なのです(かつてはビデオ化もされないし地上波でも流れない幻の映画でした)。田舎でバンドを組んでいた三人の娘と男MGが成功と刺激を求めてハリウッドにやって来た所、そこはまさしく魑魅魍魎の蠢く、正に「ハリウッド・バビロン」の世界。しかし面白いのは、そこで『哀愁の花びら』の様な転落物語になるのではなく、どこまでも彼女たちは疾走し、さわやかさまで感じる展開なのです(まあ最期のカタストロフィで何人かは惨殺されますが)。これぞラス・メイヤーのテイスト。セックスを扱っていながら清々しく、どぎついバイオレンス描写ながらスタイリッシュで、そして素晴らしいドライブ感。60年代後半というもの凄く面白い時代をこれほどまでに見事に表した映画はないでしょう。カルト・ムービーとなったのは当然です。冒頭から終幕まで、映画が本来持っていたパワーがみなぎっているのですから。
〈追伸〉ついにDVD化されたフラー監督の『裸のキス』を再見していたら「あれっ、どこかで見た女優だ」。何とE.ウィリアムズが“Hatrack”という役で出演(しかもここでもまたコール・ガール!)。存在感抜群で、2作品に共通する彼女のキャラを生かした路線で一本傑作映画が作れたものを、と惜しみます。
お笑いワイルドパーティー! (洋泉社MOOK)
私は千鳥と笑い飯の対談目当てでこの本を買ったのですが、
ページ数が多くて読みごたえがありましたよ。
テレビでは話さないような内容もあり、芸人の意外な一面とかも見れて
おもしろかったです★ただほとんどが読み物でした。
私としては、もう少しカラーのページがほしかったので星3つ。
ワイルド・パーティ 特別編 [DVD]
暴力シーンの撮り方とか
未来のことが突然入ってくるシャッフルした話の進行とか
他の映画を小ばかにした映画作りとか
音楽のかっこよい選曲とか
タランティーノがそんままぱくってる素材がここにある
ゆえに
そのへんのセンスが好きな人はたまらないかもしれない
ストーリーはけっこう真面目に進む昔風ドラマで
『哀愁の花びら』とは関係ないとの注意書きが冒頭に出てくるが
実はその映画の基本設定を3人組のバンドに置き換えて脚色した感じの話である
女性の露出は控えめで
最後の殺戮シーン以外は思ったより毒気がなく
たぶんラス・メイヤーの中ではかなりノーマルな作品のような気がする
ラバーマスク タイガーマスク
長さ:: 1:40 分
マンガ版タイガーなりきりマスクです。
*プロレス用じゃありません(前後左右にずれるため)。
*エクササイズ用にもキツいです(呼吸がうまくできないため)。
*覆面強盗とかハロウィーンのサプライズ用にも自滅的です(目がよく見えないため)。
*自分の顔面写さずに商品の写真・ビデオだけ写したい場合も目的倒れに終わりそうです(中の左右の覗き穴のどちらか一つから片目でカメラ操作してよく見えない商品に焦点合わすのは至難の業)。
*呼吸困難な状況下でどこまで体力と根性が続くか、自分の限界に挑む擬似高地訓練の低酸素運動特訓用には使えるかもしれません(が、酸欠で倒れないよう厳重な注意が必要)。
*顔面サウナ風呂に使えます(真冬のヒンドゥスクワット120回で覆面内部は水びたし、お肌もふやけてびっしょびしょ・・・なので、皮膚活性効果はあるかもしれません・・・ただ、マスクを脱ぐための余力だけは残しておかないと「タイガーマスク」が「デスマスク」になっちゃうかも)。
・・・それでも、初代「タイガーマスク」のアニメで育ったオトナのおともだちの目にはとってもリアルで喜ばれると思います(が、心肺機能の弱い人への贈り物にはしないほうがいいかもしれません)。