ゲイ作家たちの葛藤●薔薇族周辺のゲイ・エロティックアート05
ゲイ作家たちの葛藤●薔薇族周辺のゲイ・エロティックアート05
●こちらの記事と連動しています。 akaboshi07.blog44.fc2.com (Ｃ)akaboshi 「フツーに生きてるＧＡＹの日常」 akaboshi07.blog44.fc2.com ■伊藤文學コレクション展「薔薇族周辺のゲイ・エロティックアート」 出展作家：田亀源五郎／三島剛／船山三四／小田利美／遠山実／児夢（GYM)／長谷川サダオ／木村べん／平野剛／大川辰次／稲垣征次／三上風太2009年6月1日（月）～13日（土） 銀座ヴァニラ画廊www.vanilla-gallery.com ■伊藤文学×田亀源五郎トーク6月7日（日）15時～ 伊藤文学（薔薇族編集長） bungaku.cocolog-nifty.com 田亀源五郎（ゲイ・エロティックアーティスト） www.tagame.org 司会：竜超（りゅう すすむ） d.hatena.ne.jp ■『薔薇族』周辺のゲイ・エロティック・アート（画廊公式ページより） 1971年、本邦初の商業ゲイ雑誌『薔薇族』の創刊によって、日本のゲイ・エロティック・アート史は大きな転機を迎えた。 日本において、ゲイ・エロティック・アートは『薔薇族』創刊以前にも存在していた。しかし、それらが見られるのは、会員制の同人誌（『アドニス』『薔薇』等）や、総合＜変態性欲＞誌（『風俗奇譚』等）の片隅といった、極めて限られた場のみであった。 そういった助走を経て、『薔薇族』という日本初の「ゲイのためだけの商業メディア」が誕生した。 これは、自分の作品を世に出したいと願う作家にとって、また、それを愛好するファンにとって、どれだけ大きな意味があったことか。残念ながら筆者は、それにリアルタイムで立ち会っていた世代ではないが、想像するにその感覚は、大げさに例えれば、少数民族が独立国家を得たようなものであったのかもしれない。 かくして『薔薇族』には、綺羅星の如くアーティストたちが集結した。 出展作家では、大川辰次・三島剛・船山三四 ...
