ばいばい、にぃに。~猫と機関車~ (IKKI COMIX)
雑誌掲載時は既読、単行本の副題が当時の題名。
大人漫画誌の漫画サンデー(実業之日本社)にて掲載された本作、紆余曲折の末に別の出版社(小学館)から単行本化。
幼い頃に両親に見捨てられ、更に弟とは死に別れ、そして掴んだボクサーとしての夢も、ある事件から挫折してしまった主人公の『弐戸』。
日々無気力に生きるだけの彼が、弟の面影を持つボクサー青年との出会いから、再び生きる情熱を取り戻すが…、というあらすじ。
他の登場人物として、ヤクザの親分や兄貴と舎弟、ボクサー青年と対戦相手の所属ジムの面々、腹黒なボクシング会長など大人漫画らしいキャスティング。
あらすじだけ見ると、大人向け漫画として割と普通なお話ですが、本作が特に印象的に感じるのは登場人物が全て、擬人化された猫である事。
これにより作品の総評は寓話的と言うか、大人のメルヘンといった感じで読めました。
また、ストーリーに絡むキャラの『死神』がいかにもなルックスな事もあり、読後感は良い意味でスタジオジブリのアニメのよう、そんな印象を持った作品でした。
ただ主人公のラスト、もう少しハッキリ描いた方が、読者には分かりやすい気もしますね。
(一応、バッドエンドではありませんよ)
ちなみに併録の短編、単行本化に合わせての描き下ろしで、内容は主人公の少年時代のエピソード。
眠狂四郎 (4) (Bunch comics)
この漫画は、かなり探し回りましたよ!!
最初は購入タイミングの問題で「在庫なし」だったため、
こちらでの購入はできなかったのですが・・・
他書店で全巻買い揃えました!!
(向こうは、私が購入した段階で「在庫なし」になりました。)
この本は、読みたいと思っても、なかなか手に入りません。
特に、柳川先生の表紙コメントを読みたい方は、絶対こちらをオススメします!!
テレビでの眠狂四郎様を知らないですが、
どちらもご存知の方に伺うと、「原作」「テレビ」とは
また違うキャラクターだそうです。
このキャラクターも、非常に魅力的で女性ファンも多いです。
私もその一人となりました☆