喋らなければ負けだよ
枕詞の会話テクニックは面白かった。
同じことを言うにも、どうしたら効果的に言えるかとか、
人より面白いことを言うにはどうしたらいいかなどは、
古舘さんの長年の芸能経験から、編み出されたもので面白くて為になる。
日本語トーク術 (小学館文庫)
~日本語について、最近深く考えます。
ホント日本語ってすばらしいと思います☆でも、使い方がだんだん間違ってきちゃってませんか??
私はこの本を読んで、どう話せば相手とうまくコミュニケーションがとれるか。また、話し方でその人の人格が見えてくることがわかりました☆~~
母国語ですが、日本語が苦手・話すのが上手くないという方におすすめです☆~
記憶がウソをつく! (扶桑社新書)
古舘さんの「記憶」ってのがまた特殊。
間に挟まる彼独特の強烈な思い出話には、さすがの養老先生もタジタジとなっている様が見えるようでオカシイのだ。
この噛みあわせで展開していけるのか?…と危ぶむのもせいぜい冒頭三分の一程度。
古舘節の刺激がどんどん話を掘り起こしていく後半はまさに疾風怒濤。
「記憶は情動によって強化される」となれば、この場合「面白い!」の情動によってこの本の記憶は確かなものになるだろう。
「生きていくことは変わっていくこと」…あたり前のようなこのひとことが心底納得できる最終章は、
どんなカウンセリング本を読むより、悟りの境地に近づける。
オシャレ30・30
「オシャレ30・30(おしゃれサーティーズ・サーティー)」は、日本テレビ系列で1987年1月4日から1994年6月26日まで毎週日曜22:00〜22:30に放送していたトーク番組である。司会は古舘伊知郎と阿川泰子のコンビで30とあるように、毎週30代の芸能人・著名人をゲストに迎える。番組の最後に阿川泰子が歌を披露するコーナーがあって、このCDはその演奏集である。テレビの映像では、その曲毎に阿川泰子の服がお洒落でそれを見るのを楽しみにしていた。。演奏はスタンダード中心の阿川泰子のヴォーカルに、その都度替わる業界では実力のある邦人演奏家のジャムコンボが素晴らしかった。阿川泰子も一週間に一曲というペースで、じっくり時間をかけて練習して望んだようで丁寧さが好感が持てた。テレビで観た演奏を、まとめてCDでくつろいで聴けるというのが阿川泰子ファンにはたまらない。
(青木高見)