ザ・ラウンドハウス・テープス [DVD]
前作DVD"Lamentation"との違いは"静"の曲選定の"Lamentation"(アルバム"Damnation"中心)に対して"動"の曲選定にあるのがのこの"The Roundhouse Tapes"です。
Opethの楽曲でも特にデスヴォイスの楽曲に惹かれる方はデス楽曲比重が高いこの作品は買いだと思います。
また前作"Lamentation"では椅子に座っての弾き語りの楽曲が多くメンバーそれぞれの上半身アップ場面が多用されていたのに対して今回はストロングな楽曲が多いからでしょうか特にカメラの煽り(会場を上方から全写しにしてターンする)場面が多く会場のリアルな熱気がより伝わってくるところも大きな違いです。
しかし会場が広くなってもMikael(Vo)は相変わらずマイペースに1曲終わるごとにチューニングを直しながら観客と会話してます。相変わらずで大物になっても和やかな姿勢の変わらないバンドなのが感じられます。
In Live Concert at the Royal Albert Hall [DVD] [Import]
スウェーデンのプログレッシブ・デスメタルバンド、オーペスのライブ作。2010年作
ロンドンのロイヤルアルバートホールでの2010年のステージを収録。
ジャケはDeep Purpleのオーケストラとの共演ライブアルバムへのオマージュ…というかパクり。
よく見ると「Loyal Disharmonic Orchestra」と書いてあり、オーケストラは出て来ないのでご注意を。笑
さて、演奏の方は静と動、緩急を織りまぜたOPETH節ともいうべき見事なもので、
二本のギターが有機的に絡む巧みなリフとフレーズをメインに構成された楽曲に、
Ash Ra TempelのTシャツに身を包んだミカエルのデスヴォイスとジェントルな歌声が絡まってゆく。
派手さよりもむしろ渋さを、モダンさよりも70年代ロック的なレトロな生々しさを絶妙に表現する。
これぞプログレッシブ・デス。過去のアルバムからもほぼまんべんなく選曲されていて、昔からのファンにも嬉しい。
臨場感を引き立てるカメラワークも良好だ。熱心なファンなら3D+2DVDという豪華ボックスをお勧めする。