ザ・スターリン伝説―スキャンダル・スクラップ集(1981‐1985)遠藤ミチロウ=THE STALIN (Digital Diskブックシリーズ)
今日でもなんとかWEBで定価2700円+税で新品を買えました。
ザ・スターリン全盛期の報道スクラップに対してミチロウがコメントしている本です。
非常に個人的で恐縮ですが、1つどうしても言っておきたいことが。
本書のライターをしているのは、あのカーツ佐藤氏です。(現在はカーツさとうのようですが)。東欧ライブについての記事をカーツが書いたのが縁のようです。ザ・スターリン全盛期、よく報道されていた「宝島」で連載を持っていた彼です。たしか当時は大学生で、貧乏暮らしの記事みたいのを書いていた。
当時からカーツはあんまり好きじゃなかったのですが、この本でも彼の文章が非常に鼻につく。
本文で昔の記事についてつっこみを入れているのですが、「表現が古くてダサイ」みたいのばっかり。古い記事なんだからアタリマエだろ、とこっちがつっこみたくてたまりません。
ロッキンオンに投稿していたマムロマムタ氏(ミチロウも彼のことを覚えていた。)のペンネームがダサイとか。マムタ氏が大好きだった私。ペンネームがダサイのはカーツ、オマエもだよ!
で、本書ですが、記事に対するミチロウ氏の「覚えてないなあ」とか「母親に泣かれたんだよね」とか「トラッシュ、もう俺も持ってないんだよね」とか、非常に力の抜けたコメントがいいです。「ベト伝」や「ING.O!」での固い文章でしかミチロウに触れてない私としてはとても新鮮で楽しかったです。
ここまでくだけているのなら、いっそ結婚や離婚、シンタローの死についても触れてくれちゃったらよかったのに、と贅沢なことも思います。
当時の、まさに「スキャンダラス」で熱い「ザ・スターリン」をもう一度体感したい方にはお勧めの本です。
デストロイ ヴィシャス [DVD]
冒頭から「キタキタキタキターッ!」てなる暴走アクション映画!
「普通の映画ファン」には間違ってもオススメしません。
「マニアックな狂気」や「歪んだ日常や人間」を楽しめる人にぜひ!
2人の主人公の環境の変化をテーマにした作品です。
「現実」なのか「妄想」なのか「虚構」なのか・・・。
目まぐるしく変化する映像表現に「ヤバいセンスの良さ」を感じます。
(観る人によっては、「ただの不快な映像・表現」でしょうが^^)
(邦画で言えば)「ビジターQ」や「海賊版=ブートレグフィルム」のような
作品が「大好物」な人ならば、この作品も必ず楽しめるでしょう!
120分もあり チト長い気もしますが、「狂気と歪んだ愛に溢れた」名作です☆
ロマンチスト~THE STALIN・遠藤ミチロウTribute Album~
まあまあかなと。俺はWAGDUGとAA=(MAD時代からのファン)が好きでトリビュートでスターリンやると聞いたので買ってみた。
WAGDUGはあんまり良くなかったかなあ。スターリンのと大して変わらないからね。KYONOだったらもっと破壊的な感じでやると思って期待してたからさ。
AA=は良かった。まさにAA=アレンジって感じ。
俺はあんまDIR好きじゃないけどDIRの「ワルシャワの幻想」は不覚にもカッコいいと思った。てかこのアルバムの中では一番気に入った。
お母さん、いい加減あなたの顔は忘れてしまいました。―遠藤ミチロウ全歌詞集 (CD BOOK SERIES)
やっぱり遠藤ミチロウは鬼才だ。20年以上も人々を感動させ続けているなんてすごい。スターリンにはまった人はこの本を読むことを薦めます。