ライヴ2004~ラフ・アン・レディ [DVD]
現在のWHITESNAKEではなかなか聴けなくなった初期の名曲が、オリジナルメンバー3人の手によって、まるでコピーバンドの如く演奏されている。元RAINBOW/YNGWIEのDOGGIE WHITEと、STEFFAN BERGGRENをゲスト・シンガーに迎え、それぞれがDAVID COVERDALEに似せて歌っているので違和感が少なく引き込まれる点は満足がいくだろう。M3としてのオリジナル曲が含まれて居ない点はマイナスだが、バンドの成り立ちから考えればこんなもんだろう。
本家程の熱気は無いが、ジワジワと染込む感覚は素晴らしい。もう一つのWHITESNAKEとして楽しんだ者勝ちな一枚。
ラフ・アンド・レディ
ベックで好きなのは第2期とBLOW BY BLOWですね。この3枚にはマックス ミドルトンが絡んでるから、自分はギター弾きでありながら、さほどベック好きではないのかな(笑) しかしその後ベックとコージー以外が組んだハミングバードが、徐々に爽やかフュージョン化し違和感を覚えた身としては、ロック野郎のベックとコージーが居たから71年当時としては異色のヘヴィなファンキーロックの名作が生まれたんだと改めて思いますね。 曲も粒ぞろいで1.2曲目や最後のJODY辺りは、今のベックより数倍カッコイイと思います。
【Blu-spec CD】ラフ・アンド・レディ
発表当時のライナーノーツには「粗製濫造」と訳されていた「ラフ・アンド・レディー」。コージーパウエルの刻むリズムで始まり、ジェフベックのスリリングなスライドギターへと導かれていく。全曲ジェフのギターが炸裂するファンキーなアルバムは40年経ってもお気に入り、ブルースペックのビビッドなサウンドもご機嫌な一枚です。