オール・ザット・ジャズ【字幕版】 [VHS]
傑作だ。
主人公の活躍と、死の床での様々な思いを、時系列を複雑に絡めながら描く作品。とは言っても、「実験的」に時系列を錯綜させているのではなく、きちんとストーリーを全面に押し出して制作されている。
主に描かれるのは舞台演出のシーン。この場面は例えば「コーラスライン」のように楽しむことができる。また挿入的に語られるのは映画監督を行うシーン。ここでは「ディレクションとは何か」、「映画の編集とは何か」という側面から楽しむことができる。
やや「怖い」作品ではあるのだが、ぜひとも見て欲しい作品だ。
オール・ザット・ジャズ [DVD]
自伝的、というよりボブ・フォッシーそのまんま。夢とがないまぜになり、目眩にも似た感覚に襲われる。
なるべく解説を聞かないで、この夢のような感覚にどっぷりと浸かって下さい、そんなに分かりにくくは無いはずです。
最後のクレジットタイトルのバックに流れる「ショウほどすてきな商売はない」が心にジーンと響きます。でもこの曲はサントラのCDに入ってないんですよ、ほかのミュージカルのナンバーだからしょうがないのかもしれないけど、やっぱり入れてほしかった。
バービー オール ザット ジャズ(ヴィンテージリプロ) J9162 (ゴールドラベル)
思い入れもない時代なんで、きれいなリプロがいいなと靴といっしょに購入。しかし手にする前から目がろん巴里だとネットで見てしまった。人形は顔が命。でも美しいと思う。
オール・ザット・ジャズ [DVD]
ストーリーを期待する人は、この映画は見ない方がいいでしょう。しかし、フォッシーのダンスを見たい人には、たまりません。実際、ダンスシーンのみ選んで見ると、結構楽しめますよ。
と書きましたが、何度か見ると、人生に苦しむ業界人の末路が巧みに描かれていて、アメリカ人の人生観が見えてきます。それにしても、元妻と娘が自宅で踊ってくれるシーンはいいですね。こんな踊りを見せてもらえればどんなに幸せでしょう。
オール・ザット・ジャズ (ミュージック・エディション) [DVD]
あの映画「ジョーズ」のロイ・シャイダーがステージに賭けた男のショーマンとしての人生のすべてを、圧倒的なダンス・シーンを織り交ぜて描く永遠の名作です。
ミュージカルシーンは圧巻です。