先生!中国語文法のここがわかりません!
微妙な使い方の違いや,日本語と混同しやすい単語・用法など、痒いところに手が届く一冊。
ただし、初学者がこの本で文法事項を学習するのは難しそう。
むしろ、実際に中国語で交流し始めた人がふと感じ、
考え始めたら余計わからなくなるような疑問に答えてくれる。
「了」の多種多様な使い方とか、「能看dong」と「看得dong」のニュアンスの違いとか、
「譲」「叫」の使役と受け身での使い方の違いとか、
読んでいてはっとさせられることも多かった。
それでもまだ自分の中で消化し切れない部分もあるが、
それは実際に使っていく中で慣れるしかないのだろうと思う。
それぞれの項目で、文法事項を箇条書きにして「まとめて」いるが、
これはあまり必要ないと思う。
公式みたいに提示されても、実際に使う場面でそんな公式思い浮かべる暇は無いわけで、
より多くの例文を収録してくれればさらに良かった。
Water Me
ドラマ主題歌となったこの曲。ゆったりとしたバラードで何より歌詞がいい。
Water(水を)Water me(私に水を)の歌詞は訴えているような感じがすごく心に響きます。
静かな曲の始めは一緒に歌うのにもピッタリ。本当にいい曲なのでぜひ聴いてみてください♪
わたしたちの教科書 DVD-BOX ~ディレクターズカット完全版~
タイトルにも書きましたが、ラストシーンを見るためだけでもDVDを買う価値があります。自信をなくしている方、大きな悩みがある方、生活に疲れている方などがご覧になると元気づけられるような、自分の存在を肯定する‘詩’を、志田未来演じる藍沢明日香が非常に感情を込めて読み上げてくれています。実際に私も、あのシーンを度々見返しては元気と感動をもらっています。
このドラマは学校でのいじめ問題をとても真剣に扱っており、内容はとても重いですが、非常に意義のあるドラマです。脚本が非常によく練られています。次々にターゲットが変わるいじめだけでなく、モンスターペアレント,授業を聞かない生徒,生徒に真剣に向き合わない先生,先生どうしの仲違いなど、中学校で現実に起こるような問題が次々に起こります。ストーリーの軸は、藍沢明日香と不思議な縁を持つ女性弁護士が、学校内のいじめの真相を解き明かしていくことです。
最近のいじめは非常に陰湿で、外からは全体像が掴みにくく、解決は容易ではありません(そもそも、「いじめ」という言葉によってごまかされていますが、実際は犯罪にほかなりません)。ドラマの中でも、「こうすれば解決する」というものが提示されているわけではありません。途中、「暴力には暴力で」という危険な思想をもち、極端な方法でいじめを解決しようとする者も現れます。
一話見ると続きが気になって仕方がないストーリーですが、いかんせんテーマが重く、視聴者が疲れることも多々あります。そんな中、砂漠の中のオアシスのように視聴者を癒してくれるものは、藍沢明日香の笑顔とやさしさです。明日香の登場シーンはあまり多くありませんが、非常に大きな存在感をもっています。それだけに、最終話で明かされる真相はあまりにもやりきれず、涙を誘います。
出演者の演技は、みなさん本当に素晴らしいです。芸達者な人が揃っているという印象を受けます。特筆すべきは主演の菅野美穂の演技でしょうか。あんなにうまいとは思いませんでした。ほかに、谷村美月と志田未来という、今後ブレイク確実の2人がきらめく才能を見せています。あともうひとり、五十嵐隼士の演技が私には強烈に印象に残りました。
ドラマの冒頭と終焉部分で投げかけられている「世界を変えることはできますか?」という言葉が、ラストの藍沢明日香のメッセージとともに強く心に残ります。このドラマは、間違いなく秀作といえるでしょう。
わたしたちの教科書 オリジナルサウンドトラック
2クールも前のドラマなのに、どうしても気になって買ってしまいました。
ラフマニノフは好きなのですが、そのクラシック曲のいいところをピックアップしてアレンジした感じです。聴き易くしてくれて感謝です。
・真相に近づいたときに流れる切迫したバイオリンとホーンの曲→Self Breakdown
Rachmaninov:交響曲第2番 E-moll 第2楽章 Allegro molto
・二人の秘密基地が映るような涙のシーンでのバイオリン曲→Flower of Life
Rachmaninov : 交響曲第2番 E-moll op.27-第3楽章.Adagio
のようなかんじです。