とある飛空士への追憶 (ガガガ文庫 い)
混血で疎外されていた飛空士が、その腕を買われて一国の命運の鍵を握る任務を受ける。
それは、敵包囲網をかいくぐりながら皇女を無事本国に連れ帰る、というものだった。
ストーリー展開はこの通りでほぼ一本道といっていいでしょう。身分違いの恋を育んでいく二人が主体となっていて、気持ちいいぐらいシンプルにまとまっています。
熱く感じたのが、全行程1万2千キロに及ぶフライト中に繰り広げられた空戦シーンです。多勢に無勢、性能でも劣る絶対的不利な状況でひたすら逃げ惑う主人公。撃墜寸前まで追いつめられること数度、まさしくシューティングゲームで味わったようなスリル感がここにあります。ラスト手前での一対一は読み応え充分で、オチが読めていてもハラハラドキドキでした。
また、お互いの身分ゆえになかなか正直に歩み寄れない二人をもどかしく思うのも一興でしょう。実直で不器用な主人公にはすんなり感情移入でき、葛藤する場面も上手く描かれてます。
このレーベルが創刊されて以来、一、二を争う作品だと思います。
そこをなんとか 3 (花とゆめCOMICSスペシャル)
どこをどうしてこの作品にたどり着いたのか思い出せませんが、どこかをクリックして出会ったはず。
だけど、私はその偶然の出会いにすごく感謝しました。だって、すごく面白かったから!!!
2時間ドラマ(火サス)が大好きで弁護士って職業にも慣れていたはずなのに、この切り口で
弁護士を扱うってすごいです。市井に生きる人にとって遠い存在の弁護士とか法曹界がすごく身近に
感じられ、ためになる情報満載。いつ何どき自分に降りかかるかも知れない事例が丁寧にそして
温かい目線で描かれており、我が家の愛読書にしたくなりました。
主人公の楽子ちゃんの前向きな生き方もすごく魅力的。弁護士界の格差社会にめげることなく、
いろんな事例をこなして成長してほしいと願ってやみません(笑)続きが本当に楽しみです。
今後サブキャラの皆さんの人生も垣間見れるともっと面白くなりそう。
くりぃむナントカ vol.口 [DVD]
大木アナウンサーの結婚によって、終息した感のある「くりぃむナントカ」人気。
TV局の副収入源として、今後も順調にリリースが続くのか微妙ですが、本当にファンが望むのは、画面から伝わってくる熱のようなものだろう。
本当に好きだった企画が収録されていないことが、残念でならない。
私がもういちど観たいのは「長渕ファン」「ワン&オンリー」「カロリー当て」である。いずれも権利関係をクリアするのが困難なのであろう。