ベスト・坂本九・99
数多くの未発表ライヴを収録し、全99曲のこの内容でこの値段という、坂本九さんの数多くあるベスト盤の中では最強のものです。
その中でも特に注目すべきは、68年の未発表ライヴの「ヨイトマケの唄」です。美輪明宏さんが65年に発表された我が国メッセージ・ソングの先駆けにして最高峰で、その歌詞の内容から近年になって数多くのアーティストによってカバーされ、再注目されている名曲です。
九さんのこの歌は8分にわたって、ストリングスをバックに泣きながら歌われる絶唱です。60年代には他に高石友也さんもこの歌を歌っていました。
他にもハンク・ウィリアムスのカントリー・ナンバーやおそらくディナーショーでのライヴと思われる客席のファンとのやりとりも楽しい「漕げよマイケル」なども楽しめる貴重盤です。
グリーン電力―市民発の自然エネルギー政策
本書では、北海道グリーンファンドでのグリーン電力への取り組みが語られている。エネルギー問題は環境問題でもあることから、どう環境問題に対処すべきかを提言している。
原子力についての問題点も多く指摘しており、新エネルギーへの移管や、省エネルギーの推進を提案している。
そして、電力を環境の面で評価し選べる社会を提案している。
まだ、それは実現されていないが、まもなく家庭の電力も完全自由化され、電力会社を選べる時代になると思うので、この可能性に期待したい。
また、北海道グリーンファンドは、自然エネルギー普及のため、自ら1000kWの大型の市民風車をも導入している。そして市民風車は青森、秋田へと広がりつつある。今後の活躍が大きく期待できます。