日蔭のふたり [DVD]
子供も含めて人物がとても丁寧に魅力的に描かれています。重苦しい画面の中でヒロインの表情、しぐさがなんとも綺麗。一途な愛情を注ぎ続けるかなり濃い顔の主役も、はじめ、うっときましたが、どんどん素敵に見えてきました。世間に迎合せずに信じることを貫くことで不幸を招いてしまうふたり。もっと楽に生きればいいのに・・・とつい思ってしまいますが、今時見かけることのできないそんな姿に心を打たれます。いいもの見ました。
日蔭のふたり [DVD]
トマス・ハーディの『日蔭者ジュード』の映画化です。
貧乏は悲惨、理想を貫くことは難しい…
という話ですが、映画では、透明感ある音楽と、きれいな映像で
切ない作品に仕上がっています。
短いシーンですが、子供が遊んでいる場面がかわいらしいです。