憑物語
「大人の事情(?)」で続編が次々出版される本シリーズ。さて今回は?
それはともかく。
今回は斧乃木余接がメインの話です。
阿良々木暦は体に異変を生じ(いつもか...)、それゆえ「吸血鬼化」することを封じられてしまう。彼は斧乃木余接の助けを借りながらも、連れさられた大事な人たちを取り戻すためにどうするのか?
伏線はられまくりで、本書だけではストーリーの結末は良くわかりませんが、終わりの始まりとしては良いのではないのでしょうか?
化物語 ひたぎクラブ 【通常版】 [DVD]
特典のオーディオコメンタリーが良い。
通常のようなスタッフのどうでも良いような会話ではなく、作品中のキャラ(ひたぎ、翼)による掛け合い漫才的なものになっている。
もともと本編も会話劇なわけで、オーディオコメンタリーと合わせてダブルの会話劇が楽しめる。
化物語 第一巻 / ひたぎクラブ【完全生産限定版】 [Blu-ray]
原作のファンなので、BDも購入しました。
アニメ本編も面白かったのですが、それ以上にオーディオコメンタリーが秀逸です。
原作者の西尾維新先生が書き下ろしたコメンタリーで、キャラが本編を語るという斬新なオーディオコメンタリーです。
原作好きなら間違いなく「買い」です。
本編以上に楽しめました。
西尾節全開で、何度も笑わせてもらいました。
2巻以降もコメンタリー目当てで購入します。
アニメファンも原作ファンも満足できる内容だと思います。
特典CDには「あとがたり」が収録されており、声優さんの作品に対する思いが聴けます。
買ってよかったと素直に思える商品でした。
悲鳴伝 (講談社ノベルス)
屁理屈と詭弁を混ぜ返したようなプロローグは,簡単に言えば『初期の西尾維新』という印象です.
一話まるまるを使ったそれは,のっけから重々しく,ちょっとしんどい部分があるのは否めませんが,
少年が抱える悩みや葛藤,それについてのやり取りは,世代が違っても共感できる部分がいくつもあり,
そのあたりを意識していると,作中でも触れられますが,彼の言動に別の『思い』が見えて興味深いです.
また,地球や謎の現象など大きな背景が語られるものの,メインとなっているのは少年の成長物語で,
そこへ,因縁のある少女が絡み進む流れは,いわゆる『ボーイミーツガール』の雰囲気もというところ.
ただ,少しばかり見方を変えてみると逆,少年だけではない,その少女のための物語のようにも感じられ,
最後の場面などは,いささか予想通りながら,彼女にも『結末』が用意されており,悲しくも強く響きます.
ただ,先の地球や世界の件が,少年と少女の物語だったとはいえ,未消化のままで終わるのが残念で,
謎の組織や怪人退治,不思議なアイテムの数々など,はじまりの雰囲気からは想像できなかった展開は,
それこそヒーロー活劇みたいでおもしろかっただけに,もうちょっとまとめてほしかった思いがあります.
他にも,少年の異端性や,『このあと〜なるのだった』みたいな『引き』の表現が多いのも気になりました.
余談ですが,『最長巨編』と謳われてはいるものの,実際に手にしてみるとそこまでのものではなく,
確かにボリュームはありますが,ページ数も厚みも『ヒトクイマジカル』より少し…というくらいです.
また,各話が70ページ前後で区切られているせいか,厚さほど読むのが大変というのはありませんでした.
化物語音楽全集 Songs&Soundtracks
各話のヒロインの歌う主題歌&ED&劇中で使用されたBGMが収録されています
付属のブックレットは歌詞と収録されているBGMのタイトルのみでシンプルな作りです
主題歌とBGMはDVD&ブルーレイ初回限定版に付属したCDに収録されていたものですが未収録の曲もこのCDに収録されていて限定版を購入した人でも楽しめる内容となっています
特に限定版を買えなかった人には嬉しい商品ではないでしょうか
限定版を持っている私でもいちいちケースからCDを取り出すのは面倒だったし重宝しています(パソコンに音楽を取り込まないので)
価格はアルバムとしてみると若干高い印象ですがこの値段でシングルを6枚買ったと思えば安いものです
購入して損は無かったです