サン=サーンス:交響曲第3番
ミュンシュ好きの私は、どうしても1959年録音のミュンシュ&ボストン響のサンサーンス3と比較してしまいますが、こちらの方が録音が新しいせいもあるのか、弦楽器の美しさと迫力は優っていると思いました。ただし、木管楽器の線が細いかなと思うところがところどろこありました。カップリングされているフランクの交響曲もなかなかどうして、迫力満点で聞きごたえがありました。サンサーンス好きの方は買っても損はないと思います。これだけすばらしい内容の音楽が僅か千円で聴けるのですから、良い世の中になったものです。
パリのレストラン [DVD]
フランス映画の男と女の修羅場のない物語。
で、お料理がメインの物語なんだけど、フランス料理っておいしそーう。
デザートの前にチーズ食べるんだぁ~そうなんだぁ~。
ワインもおいしそーう。ここのご主人、料理一筋でやってきたって感じの頑固そうな人。そこら一帯の皆のお腹を満たしてきた人なんだろうなぁ。でも閉店。多分パリには沢山のレストランがあるんだろう。このお店はそんな沢山のレストランの中の一つなんだろう。淡々とした物語だけど、淡々と心に残る、そんな映画でした。もしフランス、パリに旅行することがあるとしたら、こんな感じのレストランに行ってみたい!と思う映画でした。
バッハ:オルガン名曲集
中学生の頃、バッハのオルガン曲を授業で聴いて、自分のライブラリーに加えたくて、FMファンを買って探しまくりました。エアチェックで聴いたアランの演奏は青春の思い出とともにあります。
ダイナミックレンジの広い演奏は、中学校の私語の多い音楽室を思い出します。
アヴェ・マリア~聖なる調べ
美しいです。
余りの美しさに、思わず涙が出てきそうになりました。
普段無宗教に近い私ですが、手を合わせて天を仰ぎたい気持になりました。
曲によって、女性の美しいソプラノだったり 男性の清らかなテノールだったり 混声合唱の麗しい響きだったりします。
心洗われる一枚です。
トッカータとフーガ / バッハ : オルガン作品集
フランスの大女流オルガニスト マリ−=クレ−ルアランによるバッハオルガン作品全集2回目(1978年〜80年録音)からの特に有名な曲が抜粋されています。 アランは2O世紀の頂点に立つ名パイプオルガニストで現代彼女の右に出る人はいないといわれるほどです。特に彼女はバッハ作品に多大な献身をしていてバッハ最高のオ−ソリティ−と言われてます。さてCDの選曲は自由曲とコラ−ルが交互に入っています1番の。トッカ−タとフ−ガ ニ短調BWV565(8:26)をきけばその凄さに圧巻されるでしょう。 とにかく迫力と勢いがあり力強いペダル上のバス!! あっという間に8分が過ぎます。3曲目の自由曲 ファンタジ−とフ−ガ ト短調BWV542(11:58)は本当にバッハの偉大さを感じさせます。まさにファンタジアな世界!!フ−ガは豪快かつエネルギッシュに彼女は見事に弾いてます。ペダルの動きも凄まじい! 女性が弾く演奏は力強さが控えぎみで迫力が感じられないと思ってる人が多いようですが この人の演奏を聴いてみてください!コラ−ルも本当に美しく透き通るような素晴らしさ!録音状態もかなりよいです。ノイズはほとんどありません。ぜひバッハのオルガン作品に興味をもった人はこれを買ってみてください。 能登 悠司 2006.10.13