予告犯 1 (ヤングジャンプコミックス)
理不尽な世の中や暗く濁った人間の心が.上手く表現してあり.興味深い作品だと思います……
この社会の仕組みや複雑な人間関係に「疑問」や「不満」や「不安」を持つ大人が読むと.面白いと面白います。
マンホール 1 (ヤングガンガンコミックス)
私自身は面白かったと思います。
所々に見せる細かな人間の仕草が物語のリアリティを盛り上げているようにも思いました。
我々が普通に生活している日常の隣には、とんでもない恐怖が隠されているかもしれない。
そんな想像を掻き立ててくれる良い作品ですね。
(もちろん、この作品はフィクションですが)
ただ、精神外科に関する記述も多く出てるので、そういうのが苦手って人は避けた方がよろしいかも・・・。
メゾン・ド・ヒミコ The Original Soundtrack of “La Maison de Himiko”
細野さんの映画音楽といえば「源氏物語(1987年)」とか「ほしをつぐもの(1989年)」とかありますよね。「源氏」のむりやり和風な感じは嫌いじゃないのですが,「ほしをつぐもの」はメインテーマがBOXで聴けるだけでしょうか。他にもサントラなかったかな。今作もそうですが細野さんのサントラは生活のBGMに最適です。映画は未見ですが,単なるサントラでなく細野さんのソロアルバムとして必聴でしょう。
ダズハント (ヤングガンガンコミックス)
Web上で公開されているマンガ「DUDS HUNT」が単行本になったもの。
「ダズハント」とは参加者一人ずつが携帯を持ち、
それらをレーダーでチェックしながら奪い合うゲーム。
奪った数に応じて賞金が出る。
小説「バトルロワイアル」などが好きであれば間違いなく気に入る設定で、
高い画力で描かれ、高い完成度が素晴らしい。
このルールであればこういう戦略の人が出るであろうと納得できる展開で
読んでいて白熱すること間違いなし。
巻末に収録されている短編「多重夢」もよくあるネタだが
その圧倒的な描写力がクオリティを高めている。