8時だョ!全員集合 ゴールデン・コレクション 通常版 [DVD]
全員集合のDVDBOX最新巻が満を期してクリスマス前に出るとはタイムリーなタイミングでしたね。
子供の頃に見ていたドリフは腹がよじれる程笑い捲ったのでこれは絶対買うでしょう!。
次の新作DVDには個人的に気に入っている『商店街コント』と『寝台車コント』を是非収録して欲しいです。
バート・バカラック・プレゼンツ・スウィート・メロディーズ
バート・バカラックはレノン&マッカートニーと並んで20世紀後半のポピュラー・ミュージック界を代表する作曲家といってよいと思いますが、活動歴が長く、また自身が作曲家であり演奏者でないため録音が散在しており、どこから手をつけたらいいか分かりにくく、全体像が捉えにくいミュージシャンと思います。
個人的にはバカラック名義のアルバムやディオンヌ・ワーウィックとの録音から入りましたが、そういう風に聴くといわゆる「代表曲」の「代表的名演」の取りこぼしが出てきます。例えば最も有名な曲のはずの「雨にぬれても」「アルフィー」「何かいいことないか仔猫チャン?」などはわざわざサントラを買わないといけません(バカラックのベストで聴くとこれらの有名曲はバカラックによるインスト再録音であったりして、曲の良さが伝わりにくくなっています)。
この編集盤は、収録の全50曲のうちワーウィックの録音はわずか7曲、バカラックは3曲、ダスティ・スプリングフィールドは2曲、残りは全部別のアーティストによる録音です。わざわざ集めるとなると大変な曲をしっかり収録していて、かなりの労力の節約になり大助かりでした。「英国編集のため、オリジナル録音でなく英国で馴染み深いアーティストで録音したものに差し替えた」というのが9曲ありますが、代表曲は基本的にオリジナルですし、その9曲のうち5曲はワーウィックがオリジナルで簡単に手に入ります。音楽好きでない人を対象としたのかな?というようなバカラックに無縁の装丁が気に入りませんが、解説は比較的充実し歌詞・訳詞まで載っています。
バカラックの入門編としては最高の1枚になると思います。
ドリフだョ!全員集合(青盤)
さて、赤盤と同時に発売された青盤はビートルズと同じく後期の作品集である。赤盤と同様に収録時間を書いておきます。Disc1は、45分28秒、Disc2は38分50秒と、合わせると84分になる。これは、CD1枚の容量を約1曲分上回った程度なのだ。雑誌「小学1年生」と「小学4年生」の付録として付いていたソノシートを針起こししている。これは内容は歌ではなく3分弱のショートコントであるが、マスターテープが見つからないにしても、音質改善はできた筈。惜しい!同じく「ノーエ節」は、当時カセットで発売されたものを収録しているが、同じくマスターテープが無いのか、音が割れている。これも今の技術なら改善できた筈。「東村山音頭」は「全員集合」で必ず披露されていた曲だが、スタジオ録音は、残念ながらテンションが低く、こういう形では初めて聴いたのだが、やはり、ライブ映像には勝てないのが再認識出来た。赤盤のレビューにも書いたのだが、ブックレットの情報量を増やし、オリジナルLP3枚とシングル曲、出来れば、未発表曲や別テイクを加えてコンプリート盤にできた筈。メーカーさんは、努力とサービス精神を鍛え直そう!
学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD 7 オリジナルアニメBlu‐ray付限定版
限定版という事で、単行本についての採点ではなく
BDについてでの採点ですが、単行本のおまけとして考えても内容は短いです。
海外ではアニメ全話でオフィシャルなのが幾らとか考えると
新規製作と考えても辛いです。
せめてTV放送での尺くらいな本編20分、いや25分は欲しかった!
これなら、DVDで高画質なまま収まったのでは?と
BDについて考えてしまいます。
多チャンネルによる音声でのコンテンツをドーンと入れるとか
大容量を活かして懸賞で配布した画像データを入れるとか
限定版でわざわざBDのみなんだからという
欲張りな欲求が出ました。
ザ・ドリフターズ ベストコレクション
ドリフの歌に関しては従来どおり、
とりあえず聴いてみたい人は「ドリフのシングルコレクション」
ガッツリ押さえたくなったら「赤盤」&「青盤」
でいいような気がします。
少なくとも個人的には、このアルバムは必聴盤とはなりませんでしたね。
この「ベスト・コレクション」の目玉をしいて挙げれば、
1「8時だョ!全員集合オープニングテーマ」の初音源化
2「盆回り」の初音源化
3「いい湯だな」カラオケバージョンの初CD化
4「ズンドコ伝説」の別バージョン収録
あたりになるかと思いますが、以下の点には注意が必要です。
1「8時だョ!全員集合オープニングテーマ」という曲表記についてですが、
収録されているのは“エンヤーコーラヤ”でお馴染みの「(TV仕様の)ドリフ音頭」ではなく、
メンバーが舞台に駆け上がる時に流れていた10秒ちょっとのファンファーレみたいな曲(着メロサイト等の表記でいうと「オープニングマーチ」)。
2「8時だョ!全員集合オープニングテーマ」も「盆回り」もオリジナル音源ではなく、打ち込みによる新録。
そんな曲どーでもいいわという人、
もしくはオリジナル音源じゃなくても良いから「盆回り」が欲しい!という人、
あるいは「いい湯だな」「早口ことば」のカラオケバージョンなどを補完したいマニアなら買い盤になり得るとは思います。
ただ、ドリフの代名詞とも言えるぐらい有名な「いい湯だな」はカラオケバージョンしか収録してないのに
「ズンドコ節」を2テイクも収録してたり(オリジナル荒井バージョン&志村差し替えバージョン。どちらも赤青盤に収録済)、
番組使用曲ながらSEだけの「わんダードッグ」あたりが収録されていたりと、
これを“ドリフのベスト盤”として見た時に賛否意見が分かれそうな選曲だったりします。
全体的にマニア向けとも初心者向けともつかない中途半端な選曲、というのが個人的な感想です。
従って、単純に“ドリフのベスト盤”という観点から見れば「シングルコレクション」のほうが無難な内容だと思います。
まあドリフファンと一言にいっても年代も価値観も様々なので一概にこれを駄盤と評すわけにもいきませんが、
赤盤と青盤を既に持ってる私個人にとっては「8時だョ!全員集合オープニングテーマ」と「盆回り」がオリジナル音源じゃなかった時点でほぼ意味無し盤となりました。
…逆に言うと、「オープニングテーマ」と「盆回り」がオリジナル音源だったら、
それ以外の選曲なんてど~でも良かったんですけどね。(笑)