学校裏サイト
知っているようで知らなかった学校裏サイトの実態がよくわかった。たかが、子どものネット遊びと無関心ではいられなくなった。学校裏サイト管理人の学生へのインタビューは、子どもの生の声が興味深い。
学校裏サイト――進化するネットいじめ(晋遊舎ブラック新書 6)
学校裏サイトの実情、ネットいじめなどの様々な事件や事例、識者のコメント、政府や社会の動きなどを概観するには、よくまとまっていていい本だと思います。
ただ、逆に言うと他の本やニュースなどをただ収集・引用してまとめただけの部分が多いです。作者独自の取材は、学校裏サイトのいくつかの書き込み例と、群馬大学の下田博次氏へのインタビューのみで、全200ページのうちの20〜30ページほどしかありません。
渋井氏はフリーライターなのですから、例えばネットいじめからの自殺の事件について書くなら、自分で被害者・加害者・関係者などに直接取材して、生の現場から自分が感じたことを元に独自なネットいじめ対策を提言する、といった内容が欲しかったです。
私は個人的に心理学・カウンセリングなどを勉強しているので、携帯やネットを使っている子ども達の心の問題の掘り下げ、いじめっ子を作らないような家庭や地域の環境作りといった部分が不足していると感じました。
これは厳し過ぎる評かもしれませんが、具体的な対策提案が無いので、これを読んだ保護者などは「ネットいじめって怖い」→「携帯なんて禁止してしまえ」と、携帯やネットを使う子ども達の気持ちに向かい合おうとせずに、極論に走ってしまう危険性があると思います。
「学校裏サイト」からわが子を守る! (中経の文庫)
私が学生の頃は携帯電話を持つ人は全くといっていいほどいませんでした、今は中学生でも持っている人もいて高校生にいたってはほとんど持っています。この本を読んでみて時代が変わったことを感じると共に、これで良かったのか悪かったのか、考えさせられます。
学校裏サイト [DVD]
デスノート、ガンツ、バトル・ロワイアル、リアル鬼ごっこなど
流行りものをまぜてつくったような話ですね。
しかし学校裏サイトというネットいじめのタイトルをつけながら
あまりその辺の本題は語られておらず社会性といえるものが
なかったのはいまいちでした
あと迫力を出すためか鬼ごっこと、不良漫画ばりの喧嘩シーンが
やや多すぎた感じでした。
主役の子はあまりイケメンとは思いませんでしたが、デスノーとの
夜神月を思わせる風貌と台詞演技はありました。
3人目の男とも言える紙屋というキャラはそれなりにキャラ立ちして
いましたがライバルの子は結局なにがしたかったのかいまいち。
ヒロインと大どんでん返しはいまいちピンとこなかったですね。
とはいえ、わりと長い時間ながら最後まで見れました
中盤以降をより丁寧な展開に時間が90分以内ならもっとよかったですね。
どちらにしろジャンプかマガジンの漫画みたいな話です