アズ・クロース・アズ・ポッシブル
第3期のアルバムですが、鈴木康博が脱退しているので、小田和正の作品5曲、松尾一彦の作品2曲に加え、新たな方向として、E-bassの清水仁が一部ボーカルをとる2曲、それから、ランディー・グッドラムとダン・ハフ(プロデュースでそのころ参加していたギタリスト)のふたりが書いた英語曲を1曲おさめています。やはり小田和正の5曲〈01:もっと近くに(AS CLOSE AS POSSIBLE)〉、〈02:IT’S ALL RIGHT(ANYTHING FOR YOU)〉、〈04:白い渚で〉、〈09:SHE’S GONE〉、〈10:嘘と噂〉がどれもとてもいいです。特に、〈10:嘘と噂〉は大貫妙子とのデュエット曲であり、転調感がハートをぎゅっと締めつける名曲だと思われます。
しょんぼり温泉 2 (ジャンプコミックス)
本編は、まさにしょんぼり。『ふーん』としか形容できない話が続く。しかし、本編と本編をつなぐ間の挿し絵にやられる。(小田扉ワールド)
コミックでしか読んでいないので、連載で読んでる読者に新たなファンがつくかは心配。人にはお勧めできないが、私はきっと次も購入してしまうだろう。
12人のヴァイオリニスト
選曲がいつかどこかで聴いたなという親しみやすさがとてもいい
ヴァイオリンのもつ深みのある音色と複数台ならではのハーモニーが心地よい
クラッシックになじみの無い人でも充分聞き応えがあるのでは
ちょっと不思議な小宇宙 (アクションコミックス)
帯に「ちょっと不思議でどこか可笑しな物語」とあるけど、
ちょっとじゃないです。だいぶ不思議です。
アパート、病院、公園、学校、コンビニ、
この短編集の登場人物たちが生きて過ごしている場所が
ごくありふれた見慣れた日常の場所というだけで、
あとはだいたい、なんか変です。
でもたとえ変な人がいても、あんた変だよ!と責めたりせず、
なんか変だよな〜…別にいいけど…。
というスタンスで進む物語が妙に気持ちいいです。
野暮なことは言いっこなし。
みんなちがってみんな…いいよね?(赤面しつつモジモジ)
とでもいうような、色んな人が色んなままで生きやすそうな世界。
どこか坂田靖子のような、世の中全肯定感に慰められ、
読後はなぜか気持ちが軽くなってる。
これに限らず、
小田扉の漫画は大体全部そんな感じです。(違うかも)