
ベスト オブ くるり/TOWER OF MUSIC LOVER2
このベストアルバムを通して、改めて(前回のベストアルバム以降)の
楽曲を聞いたのですが、想像していた以上に良かった。
レビューの共通の感想として、ベストアルバムなのに統一感がある。
心にすっと入っていく、優しいメロディーと歌詞
聴いていて、こんなに気持ちいいとは知らなかった。

トゥルーブラッド2 歪んだ儀式 (ソフトバンク文庫NV)
吸血鬼たちの存在が明らかになり、
人間社会での共存が始まったばかりのパラレルワールドが舞台。
アメリカの南部、ボン・タンという田舎町で
バーのウェイトレスとして働いているスーキーは、人の心が読めるテレパス。
そして心が読めない吸血鬼ビルと恋人になったが
吸血鬼たちとの契約により、彼らのためにテレパスの能力を貸すことになった。
今回は、ダラスで発生した吸血鬼拉致事件を探ることになるが。。。
メインの事件は上記の、吸血鬼拉致事件にまつわるお話ですが、
他にもスーキーの同僚の殺人事件や、
酒神バッカスの巫女にスーキーが襲われたりと
複数の事件が絡み合ったお話です。
吸血鬼であるビルとの恋愛生活にひたるスーキーですが
価値観の違いと、圧倒的に危険度があがった生活に悩みも多い日々。
前回ではバーのオーナー・サムが、そんなビルの対抗的存在として描かれていましたが
今回のその位置は、長老吸血鬼エリック。
……どうもサムといい、エリックといい、ライバルのほうがカッコいい気がします。
なので、スーキーが揺れる気持ちが、わかる……。
事件のほうは、あいかわらず血なまぐさい。
さくっと人や吸血鬼が死んでしまうのと、被害者がよく知っている人だったりするダークさは
自分としてはちょっと辛いです。

Klipsch イヤホン Image X5
みなさんのレビューを参考にさせてもらって、これに決めました。
品物が届いて、とりあえず試して、まず思ったのは、みなさんのレビューがきわめて的確だということでした。
実物を試してみたら、長所も欠点も、みなさん方が何をおっしゃってるのかよくわかりました。
私も、このイヤホンはきれいな音だと思います。
それぞれの楽器がくっきりしていて、濁って混じり合うことがありません。
掃除のいきとどいた部屋が気持ちいいのと同じような感触です。
いろんな楽器の音をきちんと聞き取れる分、それぞれの楽曲ごとに編曲の意図がよく伝わってくる気がします。
坂本冬美、絢香、シェリル・クロウ、サラ・マクラフラン、オリアンティ、テイラー・スイフト、マドンナ、
トリスタン・プリティーマン、リアーナ、LADY GAGA・・・
その他も含めて、あれこれ女性ボーカルを聞きました。
いずれもボーカルがぐっと前に出てきます。歌詞も聞き取りやすい。歌い方の工夫も感じ取れる。
東京事変の曲は自分勝手にやってる気がしてあまり好きでなかったのですが、このイヤホンで聞いたら編曲の
おもしろさがわかって、おかげであらためて好きになりました。
全般的には、アコースティック色の濃い曲でより満足度が大きいと思いました。
男性ロック・バンドでは、私の大好きなボン・ジョビで、何か言葉にできませんが、きれいすぎないか?と感
じました。でも、キラーズでは、いい音になったなと満足しました。
HIP-HOPでは、いったいどういう音ならいい音なのかわかりませんが、リズムの歯切れがいいのでノリのよさも
生まれ、身体が勝手に動いてしまいます。決して重低音をボンボン鳴らすイヤホンではありませんが、逆に、
重低音ばかりがノリの要素ではないことを教わった気がします。

イタズラなKiss 10 (集英社文庫―コミック版)
啓太の琴子を想う気持ちに、直樹も嫉妬してつい琴子にきつくあたってしまいます。そんな直樹に、琴子は「やっぱり自分は愛されていないんだ」 と勘違いをして、落ち込みます。そんな琴子に啓太は余計に思いを熱くして…。クールな直樹がみんなの前で本音を出すところは感激です。
そして、琴子もナースへの第一歩、いよいよ看護実習に突入します。しかし、その担当の患者さんが物凄く曲者で、琴子もタジタジ…。落ち込んだり喜んだりしながら、看護婦としての自覚も真栄えさせていきます。
今回は直樹と琴子の絆を深め、看護師としての第一歩も歩んで、内容が濃いです。

舟を編む
大都会ならぬ「大渡海」という辞書を編纂するストーリー。(このギャグは本編に出てきます。)
出版社の地味部門を舞台に、言葉オタクたちが繰り広げるユーモラスな物語。
この本の装丁、実は小説内の「大渡海」の装丁なのです。凝ってますねー。
そもそも、この小説は言葉オタクの作者・三浦しをんさん自身が、言葉を礼賛しているものなのです。
作家が「言葉って面白い」とか「言葉って偉大だ」とか言ったら白けるじゃないですか。
辞書を作る話にしたことで、嫌味なく作家が言葉を大絶賛しているのです。
ストーリーは少し淡々としていて、途中13年も空白があったりして、でもとってもハートウォーミング。