ハルシオン・ランチ 1 (アフタヌーンKC)
評判に釣られて手に取ってみたところ、どうやら私は想定された読者ではなく
広く評価される作品というよりは一部の人間に熱く愛される作品のようです。
小ネタ捜しなど人によってはハマるのかもしれませんが、どうも同人的なノリに近くていまいち入り込めませんでした。
ただ画力の高さは誰もが認めるところなんじゃないかと思います。
ベタな漫画に食傷気味な方は新しい領域に挑戦してみるのもいいのかも。
ハルシオン・ランチ(2) <完> (アフタヌーンKC)
著者は間違いなく天才!
小ネタに何度笑わされたことか!
そして吐く女の妙なエロスに気恥ずかしい思いを感じさせられたり、
貂蝉のケニアにコーヒーを吹いてしまって、大惨事に見舞われたことも
いい思い出です。
このままずっと続いて欲しい作品でしたが、2週目ってことでまた続編出ないですかねえ、無理ですか?
竹易てあし漫画全集 おひっこし (アフタヌーンKC)
日常を舞台にしたカルト・コメディー(?)の個人的最高峰。ストーリーはラブコメなんですけど、あちこちに細かく書き込まれた小ネタや登場人物たちの摩訶不思議なやりとりは癖になります。「そのせりふをそう受けるのか!!」という小気味よさ。また、サブキャラ達の「濃さ」も強烈です。木戸君と文学部二年福島みことのコンビは抱腹絶倒もの。「俺は赤木さんが好きだ!」で始まる主人公の冒頭6ページのぶっとびっぷりも必見ですよ!
シスタージェネレーター 沙村広明短編集 (アフタヌーンKC)
「無限の住人」でおなじみの作者の短編集
あまり知られていない雑誌や同人系掲載作品
読み切りなど、初見作品もあります。
どの作品もクォリティが高く、絵もストーリー
もすごく良いです。
特に「エメラルド」はレギュラーで連載いける
と思います。正義のヒーローものみたいながけ
地の「キメポーズ」(176頁)やラストシー
ンの「夕日に向かって馬を走らせる」クサすぎ
る終わり方 黒澤映画なみの凝ったストーリー
おすすめです。