前作の「ストレンジボイス」同様、スクールカースト絡みの作品を漁っていた際に入手新興宗教の教祖の息子である事を隠しているため消極的嘘を重ねてしまい想いを告げられない主人公とその宗教に入れ込み過ぎた母親に家庭が崩壊寸前に追い遣られながら主人公に明るく接するヒロイン二人はクラスのリア充系ポジションをキープしていますが、女王様ポジションの生徒と対立する占いが趣味の女生徒が主人公に接近、彼の素性を掴んでいる事を盾に女王を陥れ、占いを批判したヒロインを絶望に追いやるよう協力を迫ります「自分には確かなものが何もない」という絶望に耐えられない「弱いだけの普通の人」が老若男女を問わず信仰に逃げる様が描かれる中自分の生きているうちに理想なんか叶わないと絶望を受け入れ、現実の社会と向き合う術を身に付けた左翼教師のキャラが絶妙前作に続いて作者の描く教師キャラは一筋縄ではいきませんその一方で教団を利用して一度はひっくり返したスクールカーストを失った占い娘が自分を裏切り、教団を潰した主人公を殺すことで自分を神に仕立てあげようと必死で更なる逃げ場を求め姿を消す展開など弱者に対する情け容赦の無さも前作以上ですスクールカースト物を追っててとんでもない作品を見つけてしまった〜！どうしよう〜？もう銭型の父っつぁんになるしかないですな、このレベルの作品を見つけてしまうと パニッシュメント (ガガガ文庫) 関連情報
見知らぬ地で異様な怪物と戦うSFファンタジー、完結。スフィアガーデンの防衛につく光希ら主人公グループ。予想通り北から押し寄せて来る怪物の群れを明日美の巨大ロボが迎え撃つ。だが念のため一人南側を見張っていた光希の所にも巨大な怪獣が出現、戦いの中で彼は全てを思い出す…！ ここがどこなのか、この怪物たちは一体何なのか、そして記憶なき主人公たちの素性とは。一応、全てが明かされた上で決着。タイトルに付いていた LOVE YOU : 002521 の意味も。そんなに驚くようなネタではありませんでしたが。作画が少し微妙ながらも巨大ロボ戦も最後にやってくれたので、とりあえずは満足です。 しかしねえ…… ややネタバレの話になりますが、重要な任務を負わせた精鋭の記憶をそんな理由で消してしまうってマズすぎるだろう、目覚めて状況把握ができないから結果的に序盤で無駄にメンバーを死なせてるでしょうが。その「理由」がタイトルに関係してるのですけど、さすがに無理があると思うよ？ 絶望のイヴ(4)完結 (エッジスタコミックス) 関連情報
いやね、面白いってのは認めますがね、僕達は大友克洋の絵が見たいんですよ。 大友の作品には、大友の絵がいちばん合うんです。 イケメンなんて、大友らしくない。 人間のだらしなさを描いてこその大友なんだから。 何もAKIRAや童夢をかけといってるのではなくて、一般受けしなくても良いから、ショートピースのような革新的な漫画を描き続けて欲しい。 ファンとして、こういう方向には進んでほしくなかったというのが正直な感想です。 危機之介御免 1 (マガジンZコミックス) 関連情報
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