明日へ結ぶ絆 (ハーレクイン文庫)
ジュリアの最愛の夫は出張中の南米で誘拐されてしまう。
ジュリアは必死になって彼の行方を捜しながら、
彼との出会いや彼への想いを綴った手紙を日記風に書き連ねていく。
そうしている間に歳月が経ち、幼かったこどもたちもいつしか成長して
自分たちの足で歩き始める。
そしてとうとう5年後、ジュリアが最も聞きたくなかった知らせが……。
ジュリアが彼を愛する想いがひしひしと伝わってきて、
胸がしめつけられるような気持ちでした。
ロマンスを数多く読んできて少々のことでは感動しなくなっている私ですが、
久々にはらはら涙を流しながら読んでしまいました。
ロマンスとしてはかなり変わった設定の物語ですが、
ぜひ読んでいただきたいと思います。